まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

アドリブを覚えるという言葉のちぐはぐ

 

ジャズが嫌い。

 

というよりジャズをやってるヤツが嫌いなのでジャズが嫌い。
 
もっと詳細な理由を明記すると、ジャズをやってるヤツの「オレはオマエより高尚な音楽やってっから」的な上から目線が嫌いなのでジャズが嫌い。
 
これは、ヒップホップは音楽的意義はロックだと思うのだけれども、その「オレたちはアウトローだぜ、けどそんなオレをいつも支えてくれる仲間達が大好きだぜ感謝」という「アウトローなのに友達いっぱいいんの?」という矛盾とその仲間意識の強さが苦手なのでヒップホップが苦手なのと似ている。
 
ロックンロールってのはいつだって孤独なんだよ!
 
ちなみにクラシックをやっている人間は大抵が天然。故に人畜無害。
 

 

楽器を自分の意識下のもとに自由自在に操りたい、という願いを我々のようなホリデイ演奏者は抱いているはず。ちょっとそこのテレキャスちゃん、綿棒とってよ。みたいな。

 

そのためには日々の弛まぬ練習や努力、もしくはそれらをも覆すような、茫とした存在になってしまうが「才能」とやらが必要とされており、もちろん底辺サラリーマンに身を窶している自身のポケットにそんなモノはないと感じていながらも「練習なんてロックじゃねーぜ」と、抱く理想と現実の乖離にこんなあやふやなブログを書いているのがぼくです。
 
自由自在にギターを弾けるひとつの指標として「アドリブ」が弾けることがあります。
アドリブっていうのは平たく言えば曲に合わせて適当に弾けるってことですね。ジャズやブルースなどではとてもポピュラーな能力です。
 
よっしゃ!じゃあ得意のめちゃくちゃギターだぜ!今日からオレはJマスシスだ!ってなカンジでダイナソージュニア4枚目のアルバム、グリーンマインド収録6曲目の「How'd You Pin That One On Me」のギターソロを適当にガシガシ弾くもぐしゃぐしゃ。
あれぇ…このソロ適当に弾いているんじゃあないのぉ?
 
「音楽は統制のとれた自由」ってのはジャズの巨星マイルス・デイビスの言葉だったと思います。なるほど、おっしゃる通りです。適当に弾くといっても、その曲の規律を従していなければそれは音楽にはならないよってことですね。
 
ということでアドリブが弾けるように練習するぞ!
アマゾンでアドリブ勉強本を注文だ!!うわぁ!!たくさんフレーズが載ってる!!これを覚えればアドリブなんてお茶の子サイサイですわ!!
アドリブad lib., ad lib, ad:lib)はラテン語の「ad libitum」の略であり、「自由に」を意味する音楽用語。即興演奏インプロヴィゼーション
   引用:アドリブ - Wikipedia
 
え…っと…うん、まずは「自由」の定義を考えなければならないかな、なんて自由の定義についての考察を禄に勉強もしていないぼくがのうのうと垂れるなんて分不相応。身の程を知れ!!
 
しかし覚えたフレーズを自由に弾くのは、真の意味でのアドリブなのだろうか。
と思ったので日記に書いてみました。それってなんか違う気がしません?
 
 
アフィリエイトではないけれど、五線譜やタブ譜にフレーズ集が載っていて、あーだこーだとインターネットでも観られる理論を延々と偉そうに垂れ流す教則本に飽きた人にはこちらがおすすめです。
 
ギター・マガジン 耳と感性でギターが弾ける本 (CD付き)

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内容についてはアマゾンのレビューを見たほうが諒解を得られます。
ぼくがこの本に言えることは「あ、この人の声、亀田誠治に似てる…」ってことだけです。
 
生き馬の目を抜くような時代、音楽が溢れる21世紀。
本当にオリジナリティ溢れるギターを弾くのはジミヘンで終わった。
 
というわけで所詮ぼくのギターは過去の剽窃。
偉大なるブルースやジャズの名曲からフレーズを盗み、そんなぼくを寛容に迎え入れてくれる仲間に今日も感謝。