日本の音楽は希望に溢れている。
素晴らしい。
生きる希望だ!
あきらめちゃぁいけないんだ!
負けてもいいから生きるんだ!
その過程がキミのチカラになるんだ!
そして明日もがんばろう!愛するひとに捧げよう!!
そんななかシニタイヤツハシネとおっしゃるのがTheピーズ。
「なに聴いてるの?」
「ん、ピーズだよ。」
「えッ…B'z?」
このやりとりには飽きたよ!!!
まぁ酒を飲みながらブログを書いているのでいろいろと許して欲しい。
ピーズの「どこへも帰らない」ってアルバムを聴きました。
まずピーズを聴くなら日本酒や焼酎といった邦酒を用意してほしい。
洋酒という表現があるのに邦酒という表現がないのはどうかと思っているのですが、完全に余談ですね、すんません。脳ミソがジャマですわ、半分で十分。とっちまいたい。
そういう歌が一曲目の「脳ミソ」。
良いにしろ悪いにしろとりあえず今日も死んでねー
それくらいわかればいい 笑えればいい
脳みその役割はそれで十分ですね、気づかされました。
ヤケクソってのはこのアルバムにぴったりで、「底なし」なんてその曲名通り。
「とどめをハデにくれ」の閉塞感なんてすごい。わけわかんねーまま散るぜー。
聴きゃあわかると思うのですが、全体的に曲調は明るい古臭いロックンロール。
でも歌詞の内容は完全内省的フォーク。
自身のふっきれきれない思いを露呈しています。
しゃがれ声、音程はぎりぎり。ことばをほうりなげる。
ヤケクソ、自暴自棄とかいてヤケクソ。
ことばも表記があいまい。歌詞の表記ですね。でもそんままでいー。
うまくやれなかった、その分うまく見失うんだ、ですわ。
ことばを書くときって冷静になるとおもうんですね。ぼくもそうです。こう見えて意外と考えながら書いてるんですよ。
がしかし、その冷静さを欠いたのがピーズでしょうな。
文字が最初にあるわけではありませんから、原初にことばありき。
ことばってのは口語ですよ、ね。ちゃうんかい?
それを力任せに岩石かなにかにウリャっと記したのが文字の始まりならば、口語体がもっともただしい文章なんじゃないかなー。
そんなことを、はる(ピーズのベースボーカル)が考えているのか、は謎。歌詞なんてとりあえずメロディに乗りゃあいい。
負け犬テクニック身に着けろ、なんていえないよ。
何もしてやれないまま一人で暗くなっていく
って歌詞に共感がもてるならキミはりっぱな負け犬です、安心してください。
僕はこの歌詞大好き。あぁこれを思うのは俺だけじゃないんだと安心する。
そんな曲「Hey キミになにあげよー」です。
僕は立派に社会人の仮面をかぶってどんづまりにならないように生きているんですが、ピーズを聴くと安心する。あ、おれより底辺がいる、と。
しかし芥川賞作家の絲山秋子さんは自身の作品「逃亡くそたわけ」でピーズの歌詞を引用している。あと有名な作家、伊坂幸太郎さんもピーズの「実験4号」という曲からインスパイアされて短編小説を書いている。
こんなクソみたいなクズの歌詞が何故だか文学的と賞されている。世界が謎。
「やっとハッピー」は、ギリギリ感がぼくはきついです。
表面的にはハッピーな歌なんですが、なんというか首の皮一枚。
これを結婚式などで歌うおろかものがいるみたいですが、まぁかってにすれば良いと思う。クズにぴったりの曲。クズをささえてくれるキミ。なんとなく自分と重ね合わせてしまってきつい。そして渾身のギターソロ。かっこいいじゃねーか。
はるの歌詞は余白がおおいというか、めちゃくちゃなんですわ。
なにもない分、余白が多い分、支離滅裂な分、受け取り手がそこになにかを見出してしまう。
ほうりなげたことばが、ふとメロディにのって、ここまでやってきたときガシっとなにかがつかまえられてしまうのです。
あれですよ、エバンゲリオンのテレビ版最終回みたいなモン。こんなんかくと怒られるかもですが。
火事場の馬鹿力なんてものがありますが、ヤケッパチの希望もあるとおもうのです。
「何様ランド」という曲、サイコーだ。
仲間ハズレを寂しがる余裕ねー
もう興味ねーにした 我がままベスト 流されねー
ヒトの気分はヒトの気分だ
使えないんだ つき合えないんだ
自分自身がアテになるんだ 夢の中で夢をみるんだ
じゃますんなボケ!
じゃますんなボケ!!! は僕が今もっともおおきなこえでいいたいことばです!!
と、酒に酔って書いた記事を朝見直して投稿しようとおもったのですが、もうめちゃくちゃ。支離滅裂。
なんにも覚えてねー昨日が失敗だー。
たまにはこんなんでもいーか。