まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

四歳児とスイミングスクール

這えば立て立てば歩めの親心、なんて昔から云うけれども、じゃあそのネクストステージは? つったらやはり「泳げ」なんじゃあるまいかと、おれなんかは愚考する。 過日。独自のネットワーク*1により仕入れた情報によると「小学生までにほとんどの子どもが泳…

お食い初め

ジャンル的には「ほのぼの育児系ブログ」を目指しているのだけれども、どうもうまくいかないのは、やはり育児というものは、ほのぼの行うものでなく、ちょっと屍山血河、みたいなかんじだからだろうか。四歳児は今日もげんきいっぱい。 そんな元気な長男に対…

小便チョロ太郎

四歳児に「おふろはいるから、おしっこしといで」と命令している。さらぬだに能動性をもって小便に行かぬ四歳児である。かくせざれば、浴室にて小便を放つ、といういみじき禍事になりかねぬのである。 するとどうだろう。四歳児は「パパもいっしょにきてくれ…

あなたが望むなら俺はいつでも大見得切ってかっこよくいたいと思っているよ

ドラクエⅤで、主人公の最終的な称号が「ゆうしゃのちちおや」というところに、おれはなんだかグッとくる。 きっと「グランバニアの王」よりも、「勇者の父親」であることのほうが世界的には安全性がたかく、どうじに重要な事柄だからそういう称号でおちつく…

自信と貧乏とラプトール

蛇は寸にして人を呑む、なんて昔のひとは云ったが、蓋しそのとおりだなぁとおもう。なぜならば、息子の裂帛の気合に鼻白み、新作ヴェロキラプトル型ゾイド、ラプトールを購入してしまったからである。 そもそもトイザラスに行ったのが人生のおおいなる過失で…

育児論はすべて滅びよ

同じステップの毎日じゃ生きてることさえ忘れちゃうそれじゃ張りがない、のだろうか。さいきん三歳児が保育園に行きたがらない。朝から階段でランシド状態*1。ひじょうに欣喜たることである。 どうして喜ばしいのか? 保育園に行かないと眷属たる貴公が難渋…

夕涼み会が灼熱だった

そーれそれそれおまつりだぁ。っていうほどでもないのだが、息子が行ったり来たりしているこども園にて、夕涼み会なるイベントが開催されたので参った。そーれそれそれおまつりだぁ! つって。歌って。いや歌わないけど。 歩くと十分ちょっと。「おまえんち…

「おい坊主」と呼びかける老翁になりたい

いいたいこと。というのは文句であったり、不平不満であったりするとこがおおい、というのは重々承知なのであるが、やっぱもっとこう、ハッピーなことを言いたいな、なんておもったり、おもわなかったり、でも芯にある性格の悪さが、口の悪さにリンクしてし…

己の遺伝子の優秀さと育児の正しさを子どもで証明しようとする親

おれの母は中卒で、十代でやくざの女になっておれを懐妊し、結婚し出産の挙句、離婚してシングルマザーとしておれを育てたわけだけれど、ははは、ほんともう、尊敬するね。シングル家庭だもんね。ずいぶん貧乏したぜ。まったく無茶しやがる。 きっと誰しも自…

正しさだけで子育てはできないんじゃないかしら

この世に善悪などない。はは。ちゃんちゃらおかしなことをおっしゃる。あまいんだよ。そういう考えは。カクザザトンか。なんつって、世の中にはかくじつに善悪、いわゆる「正しさ」というものがある。コンプライアンスだよコンプライアンス。 だけどおれはロ…

恐竜って子どもがはじめて歴史をかんじる瞬間なのでは

ジャイロ効果で移動中、っていうと不思議パワーで移動してるみたいですが、ただ自転車をこいでいたんですよ。そんなジャイロってるさいちゅう、背後の三歳児が「おれ、きょうりゅうが好き」などとたわけたことをぬかす。 教育には興味がないけれど、親として…

勉強なんかできなくていいけど、おもしろいひとになってほしいな

風呂から上がり、からだの水気をタオルで吸ったあと、引き戸を開けて、「わわわわ~、シロちゃんです! んもぅ! 色違い!」というのをやるのだけれど、これがちっとも妻にうけない。おれがわるいのか、シロちゃんがわるいのか。 それにくらべて妻はおれのつ…

水ぼうそうの予防接種は受けたほうが好い

先日。顔面と明るさとユーモアだけがとりえの妻が、すこぶる哀哀たるさまであった。最愛の息子が水ぼうそうを罹患してしまったのである。 水ぼうそうに感染すると、からだのランダムな場所に豆粒のごとき痒疹が発生し、壮絶な瘙痒感をおぼえる。また、ウイル…

「あいつ、おせーなー」と言う三歳児

さいきん息子の耳コピがすごい。耳にいれた音を、すぐに口から吐きだせるようになった。しかし、これはこまったことである。そして、ちょっと反省をしている。 妻が所要にて不在時、息子がだしぬけに「あいつおせーなー」と言った。むろん、これは彼のほんと…

三歳児検診にいったら心理相談室に連行された

先日。三歳児検診がおこなわれた。問診などの結果、「心理相談室にいきましょう」といわれた。とにかく息子は「落ち着きがない」とのことだった。 たしかにわが子は落ち着きがない。受付では、おおくの子どもがお母さんの膝のうえにちょこんと坐していたり、…

すべての武器をキスにかえて

昨晩。息子が顔に傷をつくってねむっていた。おともだちのタイセイくんにやられたらしい。保育園でのできごとだ。新鮮なかさぶたが惨憺たるようすを物語っている。 つまりこれは喧嘩の傷である。剽悍無比な三歳児だ。血がたぎったことだろう。天譴をまつより…

ナチュラルすぎる女性のほめかた

息子のかよう保育園に、あやな先生という保育士の御仁がいらっしゃる。小柄の細身で、シマリスのような愛らしい風貌をまとった、太陽のごとき笑顔を放つ女性である。 過日。朝方。息子はあやな先生に「あ、これかわいいじゃん」と云った。あやな先生が新しい…

三歳児のためにレンタルした絵本がどれも当たりばかりで家庭がさいこうにハッピー

過日。市のうんえいする貸し本屋、通称図書館にいった。なにをかくそう本をレンタルするためである。なぜ本をレンタルするのか。恥を忍んで記載すれば、私の所得が低いため絵本という高額な書籍を購入することがむずかしいからである。かなしー。 そういった…

でかいカマキリ

息子とさんぽしていると、でかいカマキリを発見した。たぶん天地開闢爾来、三番目くらいにおおきいカマキリだった。新種、というわけでなく在来種だとおもう。遺伝子的変異、もしくは飽食によって巨大化したものだと思われる。 それに目を注ぎ、忽然と三歳児…

三歳児。お昼寝との戦い。

三歳児を扶養している。愛すべき係累である。たしょう素行の問題はあるのだが、あばたもえくぼ、色の白いは七難隠す、なんて云うように、愛する息子のことは、いっさいがっさいすべてを許してしまう。 しかし、憤懣やるかたないときだってある。どうしてこん…

幸せは途切れながらも続くのです

スピッツの曲でいちばん好きな曲を一曲挙げなければ、おまえの家族を殺す、と言われたら、脳漿をしぼってしぼって、ようやく出す答えがきっと「スピカ」だとおもう。まぁスピッツはだいたいぜんぶ好き。 なぜ好きなのか。それを答えなければ人類が滅亡する、…

「普通に育てる」ってなんなんだろうか

過日。ツイッターのタイムラインに以下のツイートがながれてきた。勝手に引用するけれど、なんか有名人っぽいのでだいじょうぶでしょう。 この2つの写真を見てください。両方とも3歳児の脳です。片方は普通に育てられ、片方はネグレクトを受けた子どもです…

キラキラネームは親に友達がおおいとつきやすいのでは

有名な話で、光宙と記述し「ぴかちゅう」とよませる。そんな人名がそんざいするらしい。ネットで見た。ほんとうかよ、と思うが、そういったネーミングが巷間に横溢し、キラキラネームと呼称されているようだ。 親がこどもに最初にしてあげるプレゼントは「名…

三歳の誕生日にプレゼントしたものたち

過日。息子が馬齢をかさね、挙句の果てに三歳になった。生命の神秘をかんじる。 息子がうまれて「とりあえず三年」が経った - まだロックが好き そんな息子に、祝辞としておくったプレゼントがある。記載したい。 レゴ(LEGO)デュプロ ディズニー ミニーの…

息子がうまれて「とりあえず三年」が経った

なんだか転職記事みたいな題名だなぁなんておもいつつ、息子が三年、生きた。十月十三日の午後一時五十七分。「台風がくると出産しやすい!」なんて迷信があるが、これはマジです。三年前。この日は体育の日で祝日の月曜日だった。台風が来ていた。 よく生き…

どうして食事はお菓子ですませてはいけないのか

もうすぐ三歳になる息子は「えーなんでぇ?」を口癖にしている。だが、ほんとうに疑問に思ったからではなく、とりあえず相手への反応として「えーなんでぇ?」という。「ようたくん、きょお、おうどん、たべる!」と言うので、「じゃあ、おうどんつくろうね…

子どもの性格形成は、遺伝と環境、どちらがより反映されるのだろうか

我が家。暗黙の諒解が、陋屋の空気を支配している。それは「おもしろいやつがいちばん偉い」というものである。家庭内でえがおをクリエイトできるにんげんがもっとも尊敬されるべき、という戒律に基づいている。 いま、もっともえらい人間、つまりおもしろい…

子どもに「やられたらやりかえす」を教えるのはありだと思う

もうすぐ3歳になる息子がいる。ずいぶんとことばを操作し、人間のコミュニケーションが出来るようになってきた。 そんな息子と有料の屋内遊技場などに行く。たくさんのおもちゃが利用できる。息子がおもちゃで遊んでいると、それを横取りする子もあらわれる…

「良い親」は子どもによってではなく世間によって作られる説

過日。家路に向かう電車。すこし混み合っていた。そこへ、ベビーカーを利用した親子が乗車してきた。子どもはおそらく生後2年に満たない、まだ稚い嬰児だった。私はふくざつな思いを胸裡にいだいた。 「こんな混み合う時間にベビーカーを利用するなんて、の…

カバンにいつもお菓子を入れていたのだけど保育園で怒られたので辞した

頃日。袈裟懸けカバンから背負い物カバンに鞍替えをした。 便利なことこのうえない。アマゾンで購入した比較的安価なものだが、荷の負担が双肩に逃れるのがとても心地よい。盆は先祖よりもこの発明者のことを祈った。「たぶんエジソン」そう決め打ちをして祈…