まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

BEST THE BACK HORNⅡの収録曲は人気投票で10曲がきまるらしい

「社会学的ラブソング・改」という御ブログ様で、バックホーンがまたベストを出す、という情報を得た。

「BEST THE BACK HORN II」で投票した曲(暫定) - 社会学的ラブソング・改

勝手に言及するのも気をあぐねるのだけれど、言及しないのもなんだか失礼な気がしてしまって、右顧左眄しましたが、けっきょく言及してます。もしご迷惑をおかけするようなら、心理的負荷であれば消しますので、生まれてきてすみません。

 

そのベストの10曲は、リスナーからの投票によって選曲されるらしい。

THE BACK HORN 20th ANNIVERSARY

上記ブログの稲沢様は、前回のベストにも、B面集にも入っていない曲から3曲選んだそうだ。「ひょうひょうと」「ジョーカー」「プラトニックファズ」。好き。そして、これは私の悪癖なのだけど、私も、ベストにもB面にもはいっていない曲を選びたい!と心の底から思ったので、この気持ちを大事にしようと、日記にしたためている。端的にいえば、内容の模倣です。すみません。

7曲選びました。というか、7曲になりました。ご査収のほど。

 

晩秋

インディーズの「何処へ行く」から選ぶとすると、アルバムタイトルの「何処へ行く」もすごい好きなんだけど、やっぱり「晩秋」だと思う。いやでも「何処へ行く」も捨てがたいんだよなぁ…。なんて思っている。貴下のブログであろう!何曲でもチョイスできるんだから両方書けばいいじゃん!って思うかもしれない。コレをみている人は。けど、なんか自分の中でどっちか選びたい、というそんな矜持があってしまって、いま、途轍もない懊悩に苛まれている。俺の悩みなんてそんなものさ。

何処へ行く

何処へ行く

 

 

ひょうひょうと

これは上記ブログ様と重複してしまうんだけど、好きになってしまったんだから仕方ない。自分の気持ちに嘘はつけない。ひょうひょうと、好きです。この人間プログラムの時のバックホーンって虚勢を張っている感じがすごいある。私のふだんのブログもそうだけど、弱いものほど強気でいるし、馬鹿なやつほど晦渋な文を紡ごうとする。

そんな揺曳する惰弱な魂魄が、強固であろうと牙をむく、そんな虚勢と自決覚悟の神風が吹き付ける志操があって、よほどかっこいい。やはりこのころの将司の狂人的ボーカリゼイションが超ウルトラかっこいい。

人間プログラム

人間プログラム

 

 

赤眼の路上

イキルサイノウというアルバムが眼前にあると卒倒してしまうくらい好きで、そのなかでも赤眼の路上という曲はかなり好きな曲なのです。上記の「ひょうひょうと」という曲が、ちょっと進化したらこの「赤眼の路上」になるんじゃないか?なんて思っていた時季があった。

バックホーンに通底する生命への渇仰というか、憧憬というか、そういったものが暴発的に飽和している、という曲。赤眼はなんだか裏でピコピコ鳴っているのも当時は「どうしたバックホーン!?」と思ったけれど、あれがなきゃ赤眼じゃないし、あれがかっこいい。風、水面、満月、凛、叫、夜空。単語の印象操作もめちゃくちゃ上手くないですかバックホーンって。まぁ好き。すごい好き。

イキルサイノウ

イキルサイノウ

 

 

夕暮れ

心臓オーケストラから選ぶなら夕暮れだと思う。イキルサイノウでは「花びら」という曲があって、じつは俺はあれけっこう好き。でもこういった純然たる潔白なバックホーンを感傷的に思ったのはこの「夕暮れ」という曲だった。

すっごいピュアで、またその青々しさが腕に粟粒が立つほどなのだけど、最後のサビのフェイクまえ「生きれねぇさと」の「生きれない」を粋がってエ音便化してるところとか、もう堪らなくなってしまう。将司の幽けきハイトーンが美しいし、情景的な描写が美しいな、といつまでも思う曲です。

心臓オーケストラ

心臓オーケストラ

 

 

上海狂想曲

これかっこよくない?って思って。ヘッチルはカッコいい曲が多い。一時期バックホーンをコピーバンドするって時があって、そうなると必然的に「コバルトブルー」になるんだけど、もちろんコバルトブルーは最高にかっこいいんだけど、でもこの曲には、それに匹敵するくらいの疾駆感があるし、バックホーンの赤心を吐露するような暴力性もあるしで「上海もかっこいいのに!」とおもっていた。でもみんなの意見を尊重して、自分を出すことを憚っていた私はいえなかった。だから私はここで言いたい。「上海狂想曲はめちゃくちゃかっこいいぞ!」

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ハロー

私はポップなバックホーンも好き。このベストのデフォルト収録曲に「シンメトリー」が入っていると思うんだけど、あれとかめちゃくちゃいい曲じゃん!と思っている。まじ。

それで太陽の中の生活というアルバムでも意外と「世界の果てで」とか好きなんだけど、やはりこの「ハロー」がバックホーンの、ってゆうか菅波栄純のポップネスが底光りしているな、と思う。特に歌詞の三音の擬音、それは「ゆらり」や「ひゅるり」や「ぷかり」や「ぎらり」という音感がすごく秀逸だな、といつも思っている。栄純ってグレッチというギターを使っているんだけど、この栄純のグレッチって「カランコロン」というか、なんというかそういう「流転」を想起させる音がする。それが栄純の音なんだけど、それをこの擬音でも表現できている気がして、あ、やっぱコイツすげぇ!と思ったわけです。

 

バックホーンのバックホーンというセルフタイトルのアルバムがすごい好き、というと、ある種のバックホーンファンからは顰蹙をかう。でも私は好き。上記の「ハロー」もこの「THE BACK HORN」というアルバムからの摘出であり、「枝」もこのアルバムからの出馬である。

兎角、サビの畳み掛けてくる感じに、いつも胴が震える。感傷的な波動がこの脳髄からつま先までを打擲する。打ちひしがれる。なんなんだ!個人的に寵愛するバックホーンは、こういった静謐な空間の中で退廃的な白い光を爆発させるような、そこから光が筋になって溢れるような、リミット限界です。みたいな感じがすごく好き。この「枝」なんてまさにそれだと思う。まじ好き。

THE BACK HORN

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総括

バックホーンが好きです。だから日記が長くなってしまいます。

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