何度目だよ。ってはなしですが、ギブソンというギター会社が経営難らしいですね。やっぱギブソン、フェンダーって伝説の武具みたいな憧れがあるんですよ、おれは。もしギブソンが潰れちゃったらかなしいです。だからレスポールを弾いている名盤を聴いて、たくさんレスポールを買いましょう。重くて、ネックも折れやすくて、とてもおすすめです。
- フレディ・キング
- ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
- マイク・ブルームフィールド
- ジミー・ペイジ
- レズリー・ウェスト
- デュアン・オールマン
- ジョニー・サンダース
- カルロス・サンタナ
- ミック・ロンソン
- ランディ・ローズ
- サック・ワイルド
- スラッシュ
- ゲイリー・ムーア
- ピーター・グリーン
- ジョン・サイクス
- ジョー・ペリー
- ビリージョーアームストロング
- ジェリー・コルテス
- レス・ポール
- ジョー・ボナマッサ
- バケットヘッド
- エース・フレーリー
- ビリー・ギボンズ
- 奥田 民生
- 山口 隆
- PATA
- 松本 孝弘
- 藤原 基央
- 桑原 彰
- スティーブ・ジョーンズ
- 真島昌利
- 最後に言い訳をさせてくれ
フレディ・キング
フレディキングといえば三大ブルース「キング」のひとりらしいです。伝聞系。彼のギターといえば赤い345かもしれないですけど、やっぱ初期のゴールドトップだとおもうんですよ。50年代はまだハムバッキングが完成していないときで、ふくよかなP90の音で、一音一音を味わいながらパワフルに弾く演奏がすてきですね。あと笑顔。
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
クラプトンが名声を捨ててやりたかったブルースがここにありますね。レスポールとマーシャルの組み合わせでウーマントーン、というのは実はこのアルバムからなんですって。なぜ上記にフレディキングをいれたか、っていうと、そのフレディキングの音に魅惑されてクラプトンはレスポールを手に入れたから、なんですね。ブルースロックの嚆矢。
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン<コンプリート・エディション>
- アーティスト: ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
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マイク・ブルームフィールド
ディランのときやポールバターフィールドブルースバンドではテレキャスらしいですね。でもマイクの名盤はこの二枚だとおもうんですよ。たぶんこれらはレスポールで弾いてるんじゃないかな。ジャケにうつっているし。ちなみにスーパーセッションでマイクブルームフィールドの引継ぎはスティーブンスティルスですね。あの「はっぴぃえんど」のみんなが好きだったバッファロースプリングフィールドの。こうなると「フィールド」出すぎ問題ですね。
- アーティスト: アル・クーパー,スティーヴン・スティルスマイク・ブルームフィールド,アル・クーパー,マイク・ブルームフィールド,スティーヴン・スティルス
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2013/03/06
- メディア: CD
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ジミー・ペイジ
レスポールといえばこの人なんでしょう。おれは個人的にファーストがいちばん好きなんですが、あれってテレで録ってるんですってね。じゃあセカンドがいいかな、とおもったんですが、これもテレつかってる可能性高いじゃないっすか。ペイジって「テレっぽい音が出るからレスポールつかってる」みたいなとこあるじゃないですか。だからここはライブ盤の「永遠の詩」を出しておきましょう。破天荒ですね。
- アーティスト: レッド・ツェッペリン
- 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: CD
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レズリー・ウェスト
レスポールのスチューデントモデルには、レスポールジュニアというドッグイヤーのP90ピックアップが一発搭載された、そしてギブソン伝統のメイプルのアーチトップが省かれたモデルがあるんですね。ふくよかでありながら歯切れもよく、荒らぶる音が特徴的で、なにより倍音がすごい。そんなジュニアの魅力を引き出したのがレズリーさんですね。ジュニアをレスポールのカテゴリーに入れるのはどうかと思ったんですけどね。ミシシッピクイーンを聴きましょう。
デュアン・オールマン
この人めっちゃ好き。ドミノスではクラプトンよりもデュエインのほうが好き。このひとのスライドバークソかっこいい。飛び込んでくる。それがデレクトラックスに引き継がれるんですね。オールマンブラザーズバンドは偉大だとおもうんです。ディッキー・ベッツのギターもレスポールで、これまたいいんだ。こう書き方はあまり好きではないのだけどスライドバーを使うギタリストなら絶対聴かなきゃいけない名盤だとおもう。そして一曲目で天賦の才覚に触れ、挫折しよう。
- アーティスト: オールマン・ブラザーズ・バンド
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1999/04/14
- メディア: CD
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ジョニー・サンダース
ジョニサンの、もう倦怠感まるだし! みたいなギターがすごい好き。でもなぜだかこのひとのギターはロールしてる。ジョニサンもレスポールジュニアなのだけれど、なんというか、この人はなに弾いてもこの飄げた音になるんじゃねぇかな。
- アーティスト: ジョニー・サンダース
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1998/02/25
- メディア: CD
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カルロス・サンタナ
カルロスサンタナと言えばポールリードスミスみたいなとこあります。オダギリジョーといえばアゴのホクロみたいな。そういうのあるんですよ、おれのなかでは。でも、サンタナといえばレスポールという人もいるんですね。そんなカルロスサンタナのレスポールが映えまくる弩名盤をききましょう。
ミック・ロンソン
デビッドボウイってなんか脅迫めいた真剣さがありますよね。切実というか。そんなボウイのギタリストミックロンソンさんもレスポールをよく弾いていましたね。ルーリードのトランスフォーマーにも参加していたとおもいます。やはりここは「ジギー」を入れておきましょう。個人的にハンキードリーが好きです。
ランディ・ローズ
おれはオジーをあまり聴かないけど、ランディローズはレスポールを語る上で避けてはとおれない要衝だとおもうんですよ。レスポとマーシャルのあいだにMXRのディストーションを噛ませているらしいんですが、この現行のMXRディストーションって使いにくいですね。筐体はかわいいんですけどね。ランディってするどくキレのあるフレーズをぶっとい音で弾いてるのに、どこかスマートなかんじがしますよね。あとめっちゃイケメン。
ブリザード・オブ・オズ?血塗られた英雄伝説 レガシー・エディション
- アーティスト: オジー・オズボーン
- 出版社/メーカー: Sony Music Japan International Inc.
- 発売日: 2014/04/01
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サック・ワイルド
オジーオズボーンってギタリストにめぐまれますよね。なんだか椎名林檎みたいですね。果たしてEMGの音がギブソンの音なのか? と言われればそれまでなんですけどね。
スラッシュ
おれのなかの「レスポールニアリーイコールマッチョ」みたいな図式はスラッシュが構築してしまった気がしますね。なにか書くことありますか?
ゲイリー・ムーア
おれはゲイリーめっちゃ好き。ゲイリーのギターを「個性が無い」という人もいるらしいじゃないですか。シンリジィとかのハードロック路線よりはブルーズに回帰していったゲイリーがとても好き。すごく泣いててすごく好き。表情で弾くギター。
ピーター・グリーン
ゲイリーのレスポールについて書くならば、そうか、ピーターグリーンも記述しなきゃいけない、と思いました。フリートウッドマックのギタリストですね。かれの59年式のレスポールがゲイリーに受け継がれたんですね。まぁいなくなりますけどね。
ジョン・サイクス
ホワイトスネイクですね。ホワイトスネイクって歴代のギタリストみんなレスポールじゃないんですかね。でもやっぱ全盛期はジョンサイクスのときじゃないっすかね。あんま詳しくない。
白蛇の紋章~サーペンス・アルバス 30周年記念リマスター(通常盤)
- アーティスト: ホワイトスネイク,デヴィッド・カヴァーデイル,ジョン・サイクス
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/10/25
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ジョー・ペリー
エアロスミスですね。ジョーペリーはレスポールマニアらしいです。おれがなにか書くことはとくにないでしょう。
ビリージョーアームストロング
おれたちのパンクヒーローですよ。ビリージョーは。ドゥーキーとかめっちゃ聴いたんですけど、これらの音は彼のフェルナンデスギター通称ブルーの音ですね。でもアメイデからレスポールジュニアをぶる下げていますよね。あの音。イントロの立ち上がりの好いアタックのパカパカ鳴る音と、軽やかでありながらふくよかに歪む音はまさにP90って感じしますよね。
ジェリー・コルテス
歪むだけがレスポールじゃないんですね。クリーンのカッティング。これがうつくしいとされているのがタワーオブパワーのギターです。あまり有名ではないかもだけど、友人がめっちゃ好きだ! と言ってました。
レス・ポール
レス・ポールがレスポールを作った! というのは真贋わからないところですね。ややこしいので人物名はレスターにします。レスターは「おれが作った」と言い張るらしいですけど、開発者のテッドマッカーティは「名前を借りただけです」と言ってるらしい。でも実際ソリッドギターのパイオニアとしてレスの「ログ」というギターはエレキギターの種子としてエレキギターの歴史を芽吹かせたわけだし、レスターが世界の電子楽器に貢献したことはまちがいないですよね。ちなみにレスターの初期の名盤はエピフォン製ですね。偉大なふたりのアルバムを貼っておきましょう。
- アーティスト: チェット・アトキンス&レス・ポール,チェット・アトキンス,レス・ポール
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: CD
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ジョー・ボナマッサ
なんだかブルーズよりの記事になってしまいましたね。でもボナマッサは入れましょう。正直にいえばおれはこの人のアルバムをフルで聴いたことないんですね。ユーチューブというサイトで観まくってたんです。公式じゃないから貼らないけど。だからベストを入れておきましょう。ただけっこうレスポール以外も弾いているみたいです。すっごいいい音しているの。鋼の弦に帯びる電磁のディストーションが理想的なレスポールの音だなー。でもトラスロッドカバーの「BONAMASSA」がむかつきますね。
- アーティスト: JOE BONAMASSA
- 出版社/メーカー: tearbridge international
- 発売日: 2009/09/02
- メディア: CD
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バケットヘッド
夜中に道端で出くわしたら発狂しますね。狂人。技術的にもくるいびと。
エース・フレーリー
キッスですね。三連のピックアップが印象的ですね。でも三つもあって意味あるんですかね。このアルバムくっそ好き。めちゃポップ。
- アーティスト: Kiss
- 出版社/メーカー: Island / Mercury
- 発売日: 1997/08/12
- メディア: CD
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ビリー・ギボンズ
ここまでさっぱり忘れていました。ZZトップ。さいきん春めいてきたのでよく車で聴いてるんですよ。なんだかテキサスの風が吹くんですね。エリミネーターが有名かもしれませんが、なんだかんだこのアルバムでしょう。
奥田 民生
日本人も入れなければ! とおもい、まず浮かんだのが民生です。おれは音楽に各々の感想があって、それが正しいとか間違っているとかは無い、とおもっているんですが民生を「脱力系」とか言うやつだけは「死ねばいいのに」とおもってます。こんなに音楽に情熱的なひとはいないでしょう。そんなこと言うひとは耳が腐っているんでしょうね。そんな民生さんはたしか59年のレスポールをもっていた気がします。でもやっぱオフホワイトに褪色してきた白いレスポールスペシャルビグスビー付きでしょう。でもレコーディングではいろいろ使用しているのかしら。さいきんエピフォンのウィルシャーも使ってましたね。ここはライブ物を貼っておきましょう。「海へと」がクソ好き。
OKUDA TAMIO LIVE SONGS OF THE YEARS
- アーティスト: 奥田民生
- 出版社/メーカー: SME Records
- 発売日: 2003/11/06
- メディア: CD
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山口 隆
なんどかこの人のことは日記やツイッターに「すげー」と書いているんですが、初期のサンボマスターはほんとうにP90の荒々しさと、クリーンのすきとおった撥弦感が両立しているとおもうんですね。
PATA
XジャパンのPATAさんってずっとレスポールつかってますよね。おれはエックスってあまり得意分野ではないんですよ。とりあえず入れときますけど。ちなみにおれが高校生のときに組んだヴィジュアル系のバンドのバンド名がジェラシーでした。Tシャツに短パンでトキオをやりました。いい思い出です。
松本 孝弘
レスポールのことなら松本に相談してみようか。たぶんひやかされない。ビーズはあまり聴かないのでベストでも貼っておこうかとおもったんですが、やっぱブラザーフッドは名盤だとおもうんです。
藤原 基央
おれはバンプオブチキンをギターロックだとおもっている。そしてそのギタリストは藤原基央が要だろう。天体観測のイントロでは何本ギターを重ねているんだ! ところどころ見せるオブリガードにはカントリーやサザンロックの系譜が垣間見えるし、なによりP90の「なんでもできる」感を醸し出していますね。さいきんはシーケンサーなんかを入れてますが、その過渡期であるコスモノートは日本のロック史に残るギターロックアルバムだとおもいます。
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2010/12/15
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桑原 彰
だれ? とおもうかもしれないけど、ラッドウィンプスのギタリストです。おれも調べるまで名前知らなかった。野田洋次郎のパンチが強すぎる。けれども、さいきんのバンドでレスポール使い、といったらおれのなかでこの人が出てくる。ゴールドトップのP90サウンドで、ハイフレットでちょこまかとしたリフレインを弾き倒している、というイメージ。ちなみにラッドを「さいきんのバンド」といったら、おじさんあつかいされました。つらいです。
スティーブ・ジョーンズ
飽きてきたのでさいごにスティーブジョーンズだけ入れておこう。あとはフリーのポールコゾフとかニッケルバックのチャドクルーガーとかそんなところを入れようと思ってた。でスティーブジョーンズ。レスポールってハムバックの性質上、ひずみに耐えられるからハードロックに使われやすいし、歪んだ音が整然としてしまうので、おれの好きなインディーロックやガレージパンクなんかではあんま使われないイメージなんだけど、こんなに雑然としたレスポールを弾けるのは、パンクだね! と思います。ピストルズをマーケティングの傀儡とみるひともいるだろうけど、かっこいいものはかっこいいよ。
Never Mind The Bollocks, Here's The Sex Pistols
- アーティスト: セックス・ピストルズ
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: MP3 ダウンロード
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真島昌利
さいごに下書きでチェックしてたら偉大なひとを忘れてた。いれておきましょう。おれはハイロウズが好きです。
- アーティスト: THE HIGH-LOWS,甲本ヒロト,真島昌利,金子飛鳥,HARUKI SATO
- 出版社/メーカー: キティ
- 発売日: 1998/05/08
- メディア: CD
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最後に言い訳をさせてくれ
最初は「ギブソンギターを弾いているアルバム」にしようと思ったんですが、そうなるとSGも入るし、ファイヤーバードも、フライングVも、なによりES335シリーズも入ってきちゃって途轍もない量になってしまったので途中でレスポール限定にしました。ほら、ながい記事って読まれないじゃないすっか。また追記するかも。
ギブソンがやばい、ってゆうかギターを弾いていない音楽がおおくなった気がしますね。おれはいつまでもギターが好きです。コンプがかかりまくった音の素養としてのギターより、人間が弾いている血の気のかよった肉体感がある、感情のエッセンスが凝縮されたギターが好きです。
ちなみに、おれがいちばん好きなギターはテレキャスターです。でも今日はギブソンのレスポールを買いましょう。アマゾンリンクを貼っておきます。ここから買ってくれればおれに金銭がはいります。よろしく。