休みがほしい、と願うのは職に就いているからであり、まぁ贅沢な悩みであるといえばそうであるが、しかし昨今の労働環境にに対する尺度の測りかたは、各個人のソーシャルネットワークサービスと呼ばれるインターネット上になんでも書き込めちゃういいんだか悪いんだかよくわからないシステムにより、やれ賃金が低い、やれ業務が過酷である、やれハラスメントがヤバイだの個々の感情に於けるモノサシによってブラック企業と揶揄され続け、結果残ったものは現代の就業率の低さ、若者の貧困化、経済の低迷なのだが、申し上げた就業率の低さより出ずる永遠の夏休みという常夏の一年をおくる無職の日々は、働きたいと願うことにより、一種のパラドックスをもたらし、働きたくないモノが休みがほしいと働き、働きたいものが休みはもういらないと言いながら働けずにくすぶり続けているんだが、なぜくすぶるのか、といえば、これもまた就職における壁としてインターネットで発言される「ブラック企業」の一言に翻弄され続けるゆえんであるが、そんなブラック企業であっても、この年末年始というヤツは休みをとることが多いのは、社会が全体的に休みであるからであって別段やさしさでもなんでもないんだが、そんななか休まずに営業をされる御会社もございまして、それが私の会社なのでありますゆえに、ただ希うことはひとつであります冒頭の、休みがほしい、なんです。
コンビニもスーパーも休めば良いと思う。
5連休くらいしたって誰も怒らないだろう。正月なんだから。
問題はインフラストラクチャー系である。
もちろん交通系は休み。もうみんなどっこも行かずにおうちにいればいい。
しかし、電気ガス水道が問題。これが断絶されてしまうと困惑してしまう。
そこでだ。
すべてのライフラインを止めたことのある私が、日本においてインフラにたよらず年末年始を生きる術をおしえたい。
そしたらきっとみんな休める。休んでいいと思う。正月なんだから。
まず電気だが、日本の冬は寒い。
暖房器具がつかえないときびしい。最悪しんでしまう。
じゃあ石油ストーブを使えばいい。なるほど、そういうこと。
しかし石油ストーブは灯油の運搬に労を要する、大変だ。
そんなこと言うんじゃない。うごけ。現代人はうごかなすぎ。
うごけばからだがポカポカ。適度な運動は健康に帰結する。
灯油屋についたとたん、アレ?あったかいからやっぱいいや。ってなる。
だから総合して石油ストーブはあったかい。おすすめ。
また、暖房器具にたよらずとも暖はとれる。
人間は恒温動物なので体温は常に一定だ。それを利用し毛布にくるまる。
あったかい。冬の毛布はだれにでも平等にあたたかい。平等が正義であれば毛布は正義の味方。厳しい冬に頼れるものは誰でもない自分自身の体温と毛布。これだけ。
しかも、毛布に身を任せることが合法的にまかりとおる。
さすれば、朝からずーっとふとんにいられる。電気はないほうが幸せ。
照明はなんとなる。
ガスであるが、日常的にガスを使用するのは調理と入浴である。
調理は食物を買い込んでパントリーにでも蓄えておこう。
入浴は最悪しなくてもいい。3,4日フロにはいらんでも死なんよ。
ガスって実はあんまりいらない。
問題は水道である。
これがないと、人は生きられない。
飲み水は雨水をろ過して飲料水とすれば良い。入浴は上記のとおりだ。
しかし問題は排泄である。
トイレット内に産出した排泄物を浄化するのに、現代人は水洗をえらんだ。
これが困った。水洗システムを導入しているかぎり水がないと衛生状態を管理できない。
しかも、全人類が休暇のため、コンビニエンスストアにて便所の拝借もできないときた。
そこでわたしは全知全能の神、グーグルに救いをもとめた。
そしたらなんと携帯トイレなるものがあるではないか!
人間ってすごい。休暇をとるためにこんなものも開発していた。
これで排泄問題は解決した。
これで心置きなく、全人類が年末年始お休みできますね。
え?ヒマを持て余すって?
ネットすりゃいいじゃん。