まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

スウェットポッケ不要論

夜半。閨に入ると、どうも寝心地が悪いというか輾転反側、いたいなー、いたいなー、って稲川淳二をスパイスに加えて云うと、太ももあたりに違和感があるのである。RのでR。その正体は、すなわちスウェットのポッケであった。 スウェットのポッケ部分がポッ…

四歳児とスイミングスクール

這えば立て立てば歩めの親心、なんて昔から云うけれども、じゃあそのネクストステージは? つったらやはり「泳げ」なんじゃあるまいかと、おれなんかは愚考する。 過日。独自のネットワーク*1により仕入れた情報によると「小学生までにほとんどの子どもが泳…

シティマラソンによる交通規制

Pixabayのmaxmannによる画像です やけに車がすすまねぇな、と苛立ちはじめたとき、ふと目の端にひとつの看板がとまった。そこにはなんと「シティマラソンのため交通規制」という注意勧告がゴシック体で書されていたのである。そんなばかなことあるめぇとおも…

セブンの蒙古タンメン中本「北極ブラック」

にんげん誰しも慢心をもっているとおもう。その慢心ゆえ詐欺にひっかかったり、飲酒運転をしたり、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」を読んでくじけたりする。だれしもが「自分ならだいじょうぶだ。イケる」とおもっているのである。 例にもれず、かくいうおれも…

歯医者奮闘記

歯医者がこわい。一人前の独立した男児、それも三十路を越えたのが、なんという惰弱なことを言っているのか。ってな話であるが、男としてのプライドをかなぐりすて赤心吐露せしめれば、歯医者が怖いのである。もしかしたら前世になにかあったのかも…。 でも…

お食い初め

ジャンル的には「ほのぼの育児系ブログ」を目指しているのだけれども、どうもうまくいかないのは、やはり育児というものは、ほのぼの行うものでなく、ちょっと屍山血河、みたいなかんじだからだろうか。四歳児は今日もげんきいっぱい。 そんな元気な長男に対…

ツイッターには「半年ROMってろ」と言ってくれる優しい人がいない説

ツイッターで政治家みたいなのと一般人が喧嘩していた。他人の喧嘩ってめっちゃおもしろいよな。勉強になります。そのなかで一般人が「巣窟(すくつ)」という表記を使った。それについて政治家側が「ソウクツです。ちゃんと日本語を勉強したらいかがですか…

一年ためしてみたけれど、腹巻が腰痛に効くというのはけっこうマジ

なにかにつけて過去の苦労話をする、そんなおっさんほど悲しい生きものはないが、このおれの塗炭の苦しみを吐露させていただけるのであれば、腰痛がつらいのである。部活がよくなかった。 高校のころヘルニアになった。部活のオフ期に養生したため、ヘルニア…

フジファブリック「F」

志村が鬼籍に入ったのちのフジファブリックについて問われれば、「あんま聴かないなー」などと言って皮裏の陽秋。しかし内実、「フジファブリックは志村のバンドじゃ」と夜叉のごとき煉獄の怒りを燃やしていたのである。 衷情を披瀝させれば、おれはバンド名…

映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」は、ほぼ水曜どうでしょう

こないだ、大泉洋氏が拙宅のテレビジョンに受像されていたので、拝見していると、なんと大泉氏はヒゲをたくわえていらっしゃる。おまえがヒゲを生やしたらややこしいだろう! と細君と笑いました。とても素敵な夜でした。 「水曜どうでしょうのおもしろさが…

髪をすこし短くした。失敗した

シドヴィシャスのごとき髪型をしていれば、あ、このひとはパンクロックを聴くのだなとおもうし、ブチャラティのごとき髪型をしているひとはモード系の服飾を装備しがちだなとおもう。ソフトモヒカンのひとはきっとでかいうんこが出るのだとおもわれる。 畢竟…

THE 1975「ネット上の人間関係についての簡単な調査」

「人を好き嫌いで判断するな」とおっしゃるのはずいぶんと独善的な合理性だとおもう。人を好き嫌い以外で判断するほうがむずかしくないっすか? なのではっきり言っちゃうが、おれはヴィジュアル系が嫌いです。そういう言うと、たまにV系の道楽ものたちから…

ハーゲンダッツ株式会社様「リッチミルク」をレギュラー化してください

「おれがダサいんじゃなくて、こんなTシャツを作ったやつがダサい」と、ダサいTシャツを着た人は言うけれども、まったく情けない遁辞であるとおもう。じゃあお前はサーティーワンに言ってバニラを注文するのか? と詰問したくなる。 だってそうじゃないっす…

Cloud Nothings「Last Building Burning」

スティーブ・アルビニというとおれのなかでは「イン・ユーテロ」よりも、モグワイの「マイファーザー・マイキング」という一曲である。というのもスティーブ・アルビニという人をはじめて意識したのは、二十分という長尺のドラマチックなこの一曲だからであ…

小便チョロ太郎

四歳児に「おふろはいるから、おしっこしといで」と命令している。さらぬだに能動性をもって小便に行かぬ四歳児である。かくせざれば、浴室にて小便を放つ、といういみじき禍事になりかねぬのである。 するとどうだろう。四歳児は「パパもいっしょにきてくれ…

ととかととかか

お侍様が旅籠かなんかにご入店するさい、「許せよ」と一言言放つ。超かっこいい。「失礼する」でも「御免」でもない、「許せよ」。これが好い。「許す」という赦免の気配が濃ゆい言葉を、命令形で言う。「許す」にそんな応用系あるぅ? とびっくりしてしまう…

フルグラ生活

どうもおれは無感性なにんげんであるようだ。おまえの感性もう死んでいる。っていうかしかし、みなが口をそろえて「地獄だ」ということでも耐久できるのは、この無感覚が淵源ではないのかと憶測している。つまり、おれは毎日同じものを食っても平気の平助な…

Anker SoundCore 2 を購入した

よろず事象に於いて「2」というのは具合がいい。ロックバンドのセカンドアルバムには良いものがおおいし、なによりターミネーターは2が最高である。 むろん駄作と呼ばれるものもあるだろう。しかし、なにをもって「2」の名を冠すのか。そこにはバージョン…

「ピザって十回言って」の起源

日常的に、ひとを謀り姦計に陥れようとする行為が横溢している。哀れ人類よ。だから世界に戦争がなくならぬのだ。無辜なる人民を瞞着し、おのれの虚栄心を充たす。その愚昧な行為のひとつに、いわゆる「10回ゲーム」という転合が存在する。 小学校の砌。友…

ギャバ

良い情報を風聞した。ギャバと称されるカカオ食品を経口摂取することにより、精神の底に蟠った恐怖、怨恨、哀愁、疑惑、嫉妬、憤怒、憎悪、呪詛、焦慮、後悔、卑屈など、いわゆるパンドラの箱からとびだしてきた幾多のストレスを緩和することができる、とい…

マムフォード&サンズってもうブルーグラスやんないの?

新しいアルバム聴いた? 「デルタ」ばかいいね!! はっきり言って前作の「ワイルダーマインド」はおれのなかで無かった。あぁこれは無かったことにしようと脳が判断した。だから記憶にない。 でも「ワイルダーマインド」があってよかった。この「デルタ」と…

驕るな危険

「驕る平家は久しからず」なんていうけど、蓋しその通りである。驕慢というのは人間の業のなかで、もっとも罪深きもののひとつではないだろうか、などと私なんかは愚考するのである。 世界には「うさぎとかめ」という古典文学があるが、これもそう。韋駄天の…

スマパンの「Shiny and Oh So Bright, Vol.1/LP:No Past. No Future. No Sun.」ってタイトルくそ長い

「好きなパンなに?」という問いに「スマパンかな」という、ちょっと寒いアンサーをしたくなるほどにスマパンが好き。その追撃の問いに「スマパンのなにが好きなの?」とくれば「マヨネーズかな」なんて答えたくなりますね。あれめっちゃいい曲だろ。 そんな…

夏目漱石「坊っちゃん」読書感想文

機動戦士ガンダムで、シャアがガルマの死にたいし「坊やだからさ」と言うシーンがある。おそらく誰もがテレビの前で「おまえのせいだろうが!」とおもったにちがいない。 シャアの言う「坊や」には痛罵のふうがある。むろんそこにはザビ家への怨嗟も加わって…

漢字の書き順

妻に「おまえ漢字の筆順めちゃくちゃだな」と言われる。 そのたびにちゃぶ台をひっくり返し、「ばかやろう! 書ければいいんだよ!」などと大声でわめき散らし、挙句の果てに妻の頬をしたたかに打擲する。歔欷する妻を背中にして「文句があるならこっから出…

ビートルズ「ホワイト・アルバム」の好きなところ

ビートルズの「ザ・ビートルズ」、通称ホワイトアルバムというアルバムが、発売から半世紀という億劫を経たらしく、あたらしいミックスによって現代に蘇るらしい。ジョージ・マーティンの息子、ジャイルズ・マーティンの手によって。蓋し因果*1である。 おれ…

Kindle端末を買ってしまったのだけどクソいい

たぶんグーテンベルクがびっくりしているのだろうけれど、本を紙で読むことがすくなくなった。それはつまるところ、電子書籍が人民に膾炙してきたゆえんであろう。 その電子書籍について、おれはアマゾンを主たる購買所としているのだが、そうなるとキンドル…

ゆげ塾著「構造がわかる世界史」おもしろいよ。

興味好奇心というのは学問への最大のトリガーとなるなぁ。これをうまく利用すれば息子を博学で教養のある、世界をおもしろく捉えることが可能なじんぶつに出来るのでは!? とおもったけれど、なかなかどうして「勉強」と称されるものに対しては、強制的な圧…

フォカッチャをいつ食うのかという問題

マタイ伝かなんかに「人の生くるはパンのみにあらず」とか書かれていて、そうだねそれが人を人たらしめているのだね煩悩だね、なんて感じることもあるのだが、そんな折に、「パンのみです」と威風堂々たる登場をするものがある。それがなにをかくそうフォカ…

久しぶりにスラムドッグミリオネアを観たらやっぱおもしろかった

おれたち人間のからだは六十兆個の細胞からできている。「兆」ってwww そんなかんじしないよね。そいで、その細胞にはデオキシリボ核酸という糸のようなものがある。いわゆるDNAというやつである。 その人間のDNAをすべて直列させてみると、なんと…