まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

セブンの蒙古タンメン中本「北極ブラック」

にんげん誰しも慢心をもっているとおもう。その慢心ゆえ詐欺にひっかかったり、飲酒運転をしたり、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」を読んでくじけたりする。だれしもが「自分ならだいじょうぶだ。イケる」とおもっているのである。 例にもれず、かくいうおれも…

ハーゲンダッツ株式会社様「リッチミルク」をレギュラー化してください

「おれがダサいんじゃなくて、こんなTシャツを作ったやつがダサい」と、ダサいTシャツを着た人は言うけれども、まったく情けない遁辞であるとおもう。じゃあお前はサーティーワンに言ってバニラを注文するのか? と詰問したくなる。 だってそうじゃないっす…

フルグラ生活

どうもおれは無感性なにんげんであるようだ。おまえの感性もう死んでいる。っていうかしかし、みなが口をそろえて「地獄だ」ということでも耐久できるのは、この無感覚が淵源ではないのかと憶測している。つまり、おれは毎日同じものを食っても平気の平助な…

フォカッチャをいつ食うのかという問題

マタイ伝かなんかに「人の生くるはパンのみにあらず」とか書かれていて、そうだねそれが人を人たらしめているのだね煩悩だね、なんて感じることもあるのだが、そんな折に、「パンのみです」と威風堂々たる登場をするものがある。それがなにをかくそうフォカ…

SWISS MISSはココア革命

アントニオ猪木というひとが「元気があればなんでもできる」とそう云って憚らない。まったくめいわくなことだとおもう。さらに「馬鹿になれ」とか云いだしはじめ、もう手が付けられない。ほんとやめてほしい。 しかしアントニオの云うことも一理ある。そうお…

のり弁のコロッケをいつ食うのかという問題

血液型や生まれた月日の守護星によって、人格や人生を紋切り方にあてはめる。そんな軽はずみなアクションがなされて早幾世。おれたちはこの時代に疑問をもたなくなったが、かくなる運命的な数値のみに人生を断定されるよりも、やはりもっとその人の行動にも…

この夏いちばんうまいアイスはセブンのチョコミント氷

画像出典元:チョコミント氷 - セブン-イレブン~近くて便利~ ほんとなんなんですかセブンイレブン。こんなにうまいラクトアイスがこの地上に存在していいんですか? ほんとセブンてそういうことする。安価で手軽なコンビニ食を、高次元の超うまいものにし…

チョコミントへの期待

「チョコミント」と発言するたびに、無垢な生娘のきぶんになる。その文字列を言葉にだしてみると、三十一歳のおっさんが頑是無い少女のような口もとになってしまう。エビバデセイ。チョコミント。ほらね? 乙女。チョコとミント。トイプードルを飼ったら名前…

うどんとダンディ

息子が生まれ幾星霜。やはり父となったら最高にダンディであるべきだとおもう。だからおれは日々切磋琢磨、最高のダンディを研鑽しているのだが、人生とは悲しいものですね。ちっともダンディになれないのである。 身長や顔面の具合のように、じつはダンディ…

クリームソーダ

問題。ジャジャン。いま話題のハッピーグルメ弁当といえば? チックタックチックタック「…どんどん?」ピンポンピンポンポピンポーン。という一連の流れ、いわば形式、いわば伝統芸能を、静岡(サイレントヒル)に住んでいる、もしく住んでいたひとならば、…

足りない人生

産みの母が離婚しているので、おれには「父親のいない生活」というのが普通だった。ひとは自身の「普通」に懐疑をむけないものなので、これがふつうだとおもっていた。それに父親がいる生活のほうが「逆にどうなんだよ!」みたいなきもちでいた。 愁嘆場を演…

すき焼きの曖昧さと鍋の神の怒り

「いい鍋にしよう」 おれと妻の心はちょうどよいぐあいに吻合していた。なにが? むろん、すき焼きにたいする愛情が、である。 ふるさと納税という脱税クラスの所業において、上質な肉を入手したおれたちは、その牛の死肉をもってしてすき焼きをすることにし…

記事のタイトルとサンドイッチの中身

おれはしばしば、はてなブックマーク、というサイトを利用する。そこで気になった記事をクリックし、内容を読んでは血肉にしている。 この「気になる」というのはだいじだな、とおもう。気にならなければ、どんなおもしろい記事でもひらかれないからだ。これ…

信玄餅の進歩の無さについて

たぶんみんな怒っているとおもう。おれだけじゃないはず。信玄餅はなんで頑迷固陋にあのフォーマットをとりつづけるのか。 明確に言おう。食いにくい。というか、いまだにどう食うのが正解なのかわからない。 先日。信玄餅を土産としていただいた。いただい…

セブンの「もちもちお好み焼きパン」にノーベルパン賞あげたい

セブンイレブンといううまいものしか販売していないよろず屋がある。そのうえ二十四時間営業だというのだから、ほんとセブンイレブンには足向けて寝らんないですね。 そのパン棚に「もちもちお好み焼きパン」というのが陳列されている。これがすさまじくうま…

サブウェイも一蘭みたいな注文システムにすればいいのに

先日。サブウェイというパン屋に行った。おもにサンドイッチをとりあつかうパン屋で、おれは「エビアボカド」という商品をチョイスした。ちょいーっす。 その発注のさい問屋をとおした。妻である。そもそもサブウェイというショップ自体、妻に忍従してやって…

所感を振るうときは少数意見がいることをおぼえておいてほしい

おれはくさい食いものが大好きだ。例をだそう。ブルーチーズ、パクチー、ラム肉などだ。これらはくさければくさいほどうまい。グルメレポーターが「あんまりラムくさくなくて、おいし~」とか言っているのを見ると、「てめぇ、なにくってんだ」と王様のブラ…

アジフライをなめるな

肉よりも魚のほうが高い。 牛肉はべつとして、豚肉、鶏肉であれば魚よりもぜんぜん安価で入手できる。冷凍の魚になるとちょっと話はかわってくるかもしれない。あと漁村ならば魚のほうが安いのかも。でもやっぱり魚は肉よりも高額だとおもう。 そんな魚と肉…

ポテトサラダのサラダ詐欺について

低糖質が叫ばれる時代のなか、ポテトサラダというのはサラダ詐欺だとおもう。サラダとはいっぱんてきに超ヘルシー、というふうなイメージ戦略をもってして消費者の購買意欲をかきたてているからだ。 それなのにポテトサラダは、ちょっと見過ごすことのできな…

豆腐班長

拙宅にはときおり、豆腐班長という班長がしゅつげんする。今朝方もそうだった。みそ汁の生成をはじめようとしたところ、たちどころに豆腐班長がしゅつげんした。 そのすがたが見えると、われわれ夫婦は背筋をのばし敬礼でこたえる。豆腐班長はやわらかい物腰…

どうして銀座コージーコーナーを買ってくるのですか?

関係者さまがおりましたら、もう最高潮にマックス申し訳ないのですが、って「最高潮にマックス申し訳ない」という道化じみた表現方法に謝罪の念はかんじられませんね。だうもさいやせん。 過日。客先から手土産をいただいた。とっさに駅で購入したものであろ…

にんじんを生で食うとうさぎの気分になるピョン

今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」 あたらしい発見をしたので日記を記載したい。それはにんじんを生のまま棒状にして食うと、なんだかうさぎの気分になる、ということである。 ポイントはこの棒状ということだとおもう。その新鮮な食感がひとをう…

お弁当における白米にたいする不安を払拭すべきおかずの厳選について

目もあやなお弁当の写真がインターネットに横溢している。食事は目でたのしむ。そういった肝胆は得心がいくのだが、ときおり「これ、どうやってごはん食うんだよ」と思う眼福にあずかるごとし色彩豊かな弁当をみると、「こいつ、わかってねぇな」と思うこと…

【豆知識】ウイスキーを壜ごとラッパのみすると海賊のきぶんになれる

月の明るい夜だった。労働にて不服たることがあったので、そうそうに切り上げ帰宅した私は、憂さを晴らそうと酒をのんだ。ビールを缶一本と、ワイルドターキーのスタンダードである。 ビールは糖質オフのものを厳選した結果、麒麟のグリーンラベルがもっとも…

地球上でいちばん美味い炭酸飲料はドクターペッパーです。なにか問題ありますか?

ある日のこと。私がドクターペッパーを痛飲していたら、妻が「よくそんなもの飲めるね!」と言った。私は震駭した。それはあきらかな侮蔑を含んだ嘲笑だった。 妻はドクターペッパーが飲めない。まずい、と思うからだ。彼女の胸裡には「私がまずくて飲めない…

ポテチの袋が開かなくて

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。文豪夏目漱石は言った。言ったというか書いた。まったくそのとおりだ。私は今回、とくに「意地を通せば窮屈だ」のところに深い感銘を受けた。とんでもない意地っ…

TPOによる好きなアイスの選択

船が難破しました。あなたは救命ボートに乗っています。眼前には溺れる2人の人間がいます。奥さんと、息子さんです。宗教上の理由で、ボートにはあと一人しか乗れません。 どちらを助けますか? 非情な選択を迫られている質問だな、と思う。しかしそれと同…

「あえて逆のほうが通っぽい」という少数派気取りの大衆性

過日。日曜。昼上がり。 ワイドナショーという番組がやっていた。 私はその内容に驚愕した。 驚愕のあまり、翌日仕事に行きたくなくなるほどだった。 その内容とは、 「日本の人口の7割は、かためのプリンが好き」 というものだった。 これにより判明したの…

グリーンダカラは昔のほうが美味い

ストレスがたまっているのは言いたいことが言えぬからだろう。 その身体的特徴をとって「このはげーー!」などとぶちまけることができないのは、やはり私が阿諛者であり、だれかれにおもねって生きているからなんだと思う。 だけど言う。ここでは書く。ここ…

キーマカレーのキーマの部分

カレーという料理がある。 端的に言えば野菜のスパイス煮込みなのだけれど、その固定冠詞にチキンやポーク、ビーフなどがある。これは要するに中に入れる畜肉に主眼を置き、カレー自体を修飾するという行為なのだけれど、キーマカレーと聞いて愕然とした。 …