まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

2歳児をヤクルト漬けのジャンキーにして健康状態を保育

 椿事。鬼の霍乱。息子が保育園を自主休園した。火曜のことである。おなかを下しゲイリームーア。でもいまはもう、ぜーんぜん平気。

 

 お医者に行ったところ「胃腸炎かな?」と言われた。まぁお医者も人間。すべてを把握できるわけない。が、もうちょっと的確な言葉で精緻な調査報告をいただきたいところである!と妻は憤慨。「まぁ治りかけているからだいじょうぶでしょう」だって。来院の意味。草津の湯にでも浸かったほうが有意義。

 

 2歳の息子は体躯がとても良い。95センチメートル15キログラムの身体髪膚。「これで2歳!?」と驚愕されること甚だ多し。「これ」呼ばわりにパパ業腹。ちなみに息子に「いまなんさい?」と尋問すると「5しゃい」と返答する。自分の大きさ的に5歳児だと思っている。哀れな知能指数。やはり2歳。

 

 そんな彼はわけあって0歳から保育園に通っている。で、ひんぱんに体調に不良をきたした。

 

 そこで導入したのがヤクルトという合法の薬物である。

 

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 腸内環境という四字熟語が殷賑と巷を闊歩している平成は29年。

 

 人類がこぞって乳酸菌を摂取しようと家畜の乳をしぼり、蔵で発酵させてはそれを貪り食らう。そんな原始的な光景を目の当たりにしたヤクルト株式会社が、科学の力をもって培養したのがこのスーパー乳酸菌飲料ヤクルトである。

 

 私はもちまえの反骨の精神により、俗臭ただよう流行ものがだいきらい。時代を逆行するアナクロニズムの信仰者なのである。ゆえに「なにが腸内環境だ。ばかやろう。根性だ」と嘯いてはいたが、ここは世のため子どものためと、ひとつヤクルトを愚息に与えてみようとブレイクスルーした。

 

 すると、まじで保育園を休むことが少なくなったのである。1歳半くらいから与えていたかもしれない。それからほぼ皆勤賞である。たまに休むのは、目のものもらいとかそういう奴だった。

 

 ネットでは「虫歯になるからやめとけ」という論争が勃発している。たしかにヤクルトはめちゃくちゃ甘い。これは虫歯になる可能性は高い。けれども体調は万全になる。急に熱とか出さなくなったし、風邪をこじらすこともなくなった。ヤクルトは、すくなくとも我が家の2歳児に効果はてきめんだった。

 

 うちは親にたよれない。たよる親がいない。だから夫婦ふたりでなんとかせねばならない。そんなふたりだから息子の調子が狂ったさい、どちらかが休日をとらなくてはならない。だけどあまりにそれが多くてはかなわない。そんな時代に誰がしたビッグブラザー。

 

 だから息子には虫歯になることは我慢していただく。「虫歯になるから憐憫」みたいな反駁は、余裕のある富裕層たちでやっていてください。とにかく我々は休めない。貧乏ひまなし。だけど子どもは欲しい。俺のエゴ。そう、だから私は眦を決したのである。ヤクルトを使おう、と。

 

 とにかくヤクルトはまじで効く。そう思ったのは、今回の息子における不調変調である。なぜかと言えば、先週。私がおつかいに出た際ヤクルトの購入を失念してしまったからである。

 

 今週はヤクルトをキメてばっちり登園。仰山たる元気。もうヤクルトなしでは生きられないヤクルトジャンキー。ヤク中。はっちゃきこいてイヤイヤ期も無窮たるアーリーサマー。多少調子悪いほうがおとなしくて楽だけど。

 

ヤクルトBL整腸薬S錠 108錠 [指定医薬部外品]

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