まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

もし野球応援がぜんぶ流行曲になってしまったら、私はさびしい

テレビを見ていると「雨トーク」という番組で高校野球が好きだ!という内容が放送されていた。たしかすこし前の日曜日だと思う。

 

画面の中。地球の最果てで青春が爆発していた。観賞していて楽しかった。途中で入浴したけど。その番組内で1コーナーとしてやっていたのが、野球応援人気ブラスバンド曲みたいなものだった。

 

古今東西、いろんな応援曲が演奏されていた。覚えていないけどブラフマンのシーオフはあった。なんでシーオフなんだろう、と疑念を抱いた。

 

ブラバンの実力にもよるだろうけれど、流行の音楽とか知っている曲とかが流れたら、観客も盛り上がるんだろうな、と思った。

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ちなみに。ラジオのような自分の意志とは懸隔しているところで、知っている曲が流れると、うれしい。自分でセレクトして聴くよりも情が沸き立つ。その原因は脳が「世界で偶発的に鳴らされる音楽を、俺は知っている。そんな俺は知識がある!頭が良い!すごいだろ!」って感じに、ちょっと自分を好きになれる。だから良い感じに聴こえるらしい。

 

上記のことを加味すれば、野球応援はみんなが知っている曲をやるべきだ!流行っている曲で観客もエンターテインメントしていこう!って思うのはわかるが、早計だと思う。やっぱ野球応援は野球応援ぽい曲をやってほしいな、なんて思う。

 

私が個人的に応援曲として「これこれ!」と思うのが「コンバットマーチ」である。私が在籍していた高校の野球応援はこれをメインテーマにしていた。

 

そういえば、このコンバットマーチ、じつはこれ早稲田大学で作曲されている。そしてダッシュケイオウという曲もある。これは名前からして慶應大学が作成している。

 

早稲田と慶應といえば、憎み合い、いがみ合い、すれちがうたびに殺し合い、そして国家軍事力が介入せざるを負えないくらいの紛争を勃発させるとまで言われている両雄である。そのさいの戦いのリズム、鬨の声はもちろんコンバットマーチとダッシュケイオウであろう。

 

そんな感じでこういったマーチやらファンファーレやらなにやらは、きっと人類の遺伝子のなかにある闘争心に、油をそそぐ波動があると思う。

 

応援曲で流行の曲を演奏するのは、観客としても鼓舞されて、とても良いな、と思う。だけど高校野球の応援曲がすべてそういう流行曲になってしまうのは、この命に別状はないけれども、なんだかものさびしい感じがしてしまう。

 

でもあまりわけのわからんマーチなどを演奏されてもノリかたが不明であって、振り上げた拳は中空に停滞するばかりである。

 

だから私は妙案を思いついたっす。つまり、流行の曲でありながら、応援マーチ。もっとつまるところ申し上げるのならば、マーチ曲、ファンファーレ曲が流行曲になれば良いのである。

 

きっとセカオワか、もしくはラッドウィンプス。さいきんじゃサチモス?あたりが応援マーチを作曲すればその楽曲は爆発的にセールスを伸ばし、かつ、日本のマーチ的な要素をはらんでいるので野球応援にもぴったりくるのではないだろうか。

 

そんな現代の解決策を開花させた俺は頭が良い!すごいだろ!って感じに、ちょっと自分が好きになった。

応援歌

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