まだロックが好き

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おめおめと生きている日記

人の目を見て話せない私の応急処置的対策術

人の目を見て話しなさい。と言われます。でもできないのです。みんなが出来ることが出来ないのです。だからそういう人を揶揄できません。たとえローソンの電子マネー読み取り機能が遅くても「セブンもファミマも早いのに!」なんて叱咤することはできないのです。

 

私は常住、人と会うことがあります。打ち合わせです。それが業務の一環です。だけど人の目を見て話すのが苦手なのです。克服しようとインターネットで調査しても「自分に自信をつける」とかそういった精神根性論しかなく、困りました。時折「目でなく、鼻を見る」なんて回答もありましたが、鼻を見ると視線がこちらに向かうので狼狽します。

 

そこで私は姑息で卑小な手段を思いつきました。同様の症状でお悩みの方に、お客様とのお話しなどで人と話しをしなければならないとき、簡単な方法でその場を乗り切る方法を伝播しようとここに記載します。

 

メモをとる

メモをとるのは有効な手段です。視線は手帳に落としたままでよいのです。

「なぜ人の目をみて話さなければならないのか」というと、それは誠実さ、実直さをアピールするためです。しかしこのメモをとる、という行為は誠実さ、一言一句を聞き逃すまいとする誠意が感ぜられます。だからメモは有効です。書かなくてもよいのです。手帳やノートブックに視線をおとしておきましょう。筆記をしなくても手帳やノートを開いてペンを構えているだけで十分印象がちがうはずです。仕事のばあい、書類があるとすごく楽なのですが、ちいさな打ち合わせはないパターンが多いです。ちょっとした話でもメモをもっているだけでちがいます。

ちなにみ友人のまえでは会食の場合が多いので、メニューを見ていることが多いです。スマホを見るのは失礼なので見ません。

 

相槌をうつ

返事をしましょう。合間合間にです。「はい」か「えぇ」がよいでしょう。

したらば「ちゃんと話しを聞いている風味」がでます。そういった誠意がやはり大事です。相手が文節を区切るたびに「はい」か「えぇ」です。軽く頷くのもテクニックです。ただ「相槌をうつ」ことだけに拘泥されて肝要な話題を聞き逃さないようにしましょう。打ち合わせを聞くだけであれば、この相槌とメモだけで乗り越えられます。

友人の場合「へぇ」を多用することが多いです。「へぇ」「まじ」「うん」たぶん私はこの3つなんとかしています。

 

胸元をみる

さいきん思いました。とくに目を合わせなくてもだいじょぶじゃん、と。

とにかく顔が相手のほうを向いていれば良いのです。前述のとおり、鼻先を見るのは眼光が混じってくるので恐怖です。私は胸元を見るようにしています。おっぱいとか関係ありません。おっぱいは見たいですが、それよりも目を見たくありません。

胸元、といっても鎖骨のあたりが多いです。鎖骨から顎のあたりです。私は人の声も聞きとりにくいという難聴もわずらっています。口元が視界に入ると読唇できます。そうするとなにを言っているのか結構聞きやすいです。

じゃあ口元を見ればいいじゃん、となりますが人は口元を見られると「歯になにかついているのか」や「口の周りになにか付着しているのか」と不安になります。以前、私は口をみていたら「なにかついてます?」と言われました。人は口元を見られるのが嫌なのです。あとは頭の横、肩の上の虚空などを見るのも良いです。

 

総括

私は初対面の人はけっこう大丈夫なのですが、逢瀬を重ねるたびに、なんだか気恥ずかしくなってしまうことがあります。

そんな私はもう30ですが、そんなおっさんがこれから「自分に自信をつける」などというのはなかなか難易度が高いと思います。抜本的に性格を改革するならば、滝に打たれたり、座禅を組んだりしなければなりません。

 

そんなことをしていく余裕はないのです。だから小手先のテクニックで、どうにか人の目を見ずにうまく話しができればいいな、と思います。うまく話せると自身がつきます。こうやって着々と自信を付けていくことができればいいですね。あと、もっといい感じの対処法があったら、誰か、教えてください。

一生折れない自信のつくり方 文庫版

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