まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

なんなんだ昨今のCMは!?もっと伝えるべきことがあるだろう!!と思いました

 昨日、とりためた雨トークという番組を観ていた。そのときCMにアニメーションが流れた。アルプスの少女ハイジがクララとともに女子高生チックになって現代青春をしている、というようなものだった。これ日清カップヌードルのコマーシャルらしい。

 


カップヌードルCM 「HUNGRY DAYS ハイジ 篇」 30秒

 

 頃日。おもにテレビのCMがまったくなんのCMなのか不明なことが多々ある。上記のものだってどこにカップラーメンへの飢渇による購買意欲をうながしているのか、まったく発見することができない。

 

 こういったCMにちょっとした不快感を感じたのはauのCMである桃太郎とかでてくるヤツである。なんなんだ! あのCMは! 調子乗り腐りやがって! と思います。

 


三太郎CMに新キャラ登場 川栄李奈が“織姫”に au三太郎CM「織姫、登場」篇

 

 なぜこのようなことを思うのか、と結跏趺坐、自問自答をしたところその答えがみつかったので記載します。そうです。こんなくだらないことを放送するくらいならば、もっと他に伝えなければいけないことがあるでしょう。利用規約とか! と思ったのです。

 

 携帯電話はいまや生活必需品です。しかし、その利用規約は果てしなく長文でありながら、すっごい細かい字で記載されており、さらには携帯を購入したさいには、もろもろの諸手続きにより、時間がどんどん押されていくのです。そんなか、「はい、これが利用規約です。目をとおしてください」なんて言われたって、義務教育では「速読」というジャンルの教科はなかったかと思うので、はは、できませんよ、そんな矢庭に言われたって! となりませんか? ぼくはなります。挙句の果てに、携帯電話の利用規約などを精読のうえ理解した人、というのは稀代の人間というじたいになりうるのです。

 

 だったら、と思うのが、このテレビCMを使用した利用規約の説明である。なぜエーユーという携帯電話会社のCMに桃太郎がや浦島太郎が? と思惟のラビリンスに迷い込ませるまえに、もっと入り組んだ携帯の謎のプランや、なんだか最初にいろいろ付属される「一ヶ月だけ無料お試し音楽聴き放題サービス」みたいなヤツの解除方法をCMで放送したほうが「ああ、この携帯会社はなんてユーザー思いの会社なんだ。ソフトバンクを解約してエーユーにしよう! 犬がでているCMなんてわけわかんねぇし、生活のうえでいっさいやくにたたない。時代はユーザーファーストですよ」となりえるんじゃないかな、と思うのです。

 

 メディアは若者向けであるべきだ。なぜならば若者のほうがSNSで拡散などされやすいから、話題性をねらったCMをいやいや作成しなければならない気持ちは痛みうる。しかし、けっきょく購入するのは親である私たち世代なので、そっちの気持ちも忖度していただかないと、やばいじゃん、とおもう。

 

 冒頭の日清カップヌードルもそうだと思う。なぜいまさらアルプスの少女ハイジなのか!? とおもう。そんな作画にめっちゃお金かけるのならば、もっとわかりやすく工場の衛生面の好さ、それは昆虫が乾麺に混入することが一切無い、という状況説明とか。ちいさくて見難く記載されている各種アレルギーの成分を、語呂などを使用して平明に諧謔味をもって放送することがユーザーファーストなのではないだろうか。とおもう。

 

 「おもしろければいい」みたいな安直な発想が、十数年後、「十年前のCMでこんなものがあった」とSNSで拡散され、「はぁ? わけわかんねぇ」「えwww これなんのCMwww」「阿呆だな」「広報部は莫迦なんじゃないのか?」と言われるようになる未来まで、もうすこしかもしれませんね。まぁ、それもリアルタイムで見ていた人たちには青春なのかもしれませんが。