そういえばクイーンが日本武道館公演ですね。アダムランバートと一緒に。
ちなみに周知の事実かと思われますがオリジナルメンバーはブライアンメイ(ギター)とロジャーテイラー(ドラム)しか残ってません。ジョンディーコン(ベース)は山のほら穴で隠居してます。
星になったフレディマーキュリーの代役が、そのアダムランバートです。
というかフレディ以外の知名度ってどうなのかしら。
ご存知でしょうか?アダムランバート。歌くっそうまいヤツ。歌ウマセクシーガイ。
2014年にもこの面子の日本に来てますね。サマーソニック。
このクイーンツアーでぼくは彼の存在を知ったのですが…。
第一印象は、あからさまなゲイ面。その通りなんですが。
なんだろうね、口元の"もっちゃり"してるところがゲイ感ありません?
たいそう美しい声の持ち主です。
音域も広く、フレディマーキュリーでさえライブでは歌いこなせていない曲もさらりと歌いきってしまいます。いや、すごいのよ、この人ホントに。
たぶん本物(フレディマーキュリー)より歌自体はうまいんじゃねぇか?と思うほど。
ボヘミアンラプソディとかめっちゃいいんですよ。
いや、きれいだ…。ふつくしい…(熱いため息)。
でもぼくはひとつ言わせてもらうとですね。
別にキレイな歌が聴きたいわけじゃないんですよ。
感動する歌が聴きたいんだ!!魂がふるえるような!!
なんというかキレイすぎるんですね、アダムランバート。
そのワイルドな風貌からは想像できない美声。
しかしなんというか…こうグッとくるものがないんですね。たぶんそれはまだぼくが大人になりきれないからなのでしょうが。
まだfun.のネイトルイスのほうが好きです。
ちなみにこのネイトルイス、フレディマーキュリーの再来と呼ばれているほどの人間。そうかなぁ?と多少の疑問は抱きますが。でもfun.は好きです。
fun.はやっぱこのアルバム。売れまっくっただけあって良い。
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fun.の前にFormatというバンドをネイトはやっているんですがそれもいい。
これはジャケがかわいくてオシャレ。犬が一枚一枚の紙になってた。すぐやぶれた。
そうだ!!
このふたりが一緒にクイーンを歌っている動画がユーチューブにあったはずだ!!
Queen and fun. - Somebody To Love & Fat Bottomed Girls live in Las Vegas
あった!
この動画でfat bottomed girlsを共演してます。
ネイトルイスのほうが明らかに荒いですよね。
アダムランバートは安定していてキレイ。比べるモンでもないですけど明らかにネイトよりうまいですよ。
でもぼくはネイトルイスのほうが曲にあっている気がしてならないのです。
これは好みの問題でしょうか?
でもでもでもですよ、もともとフレディマーキュリーの歌って荒くなかったですか?
ライブで声が出ないのは当たり前、声出てるライブのほうがラッキーだったそうだし、そんな危ういフレディマーキュリーが見ものだったんじゃないですか?
そりゃもちろんフレディマーキュリーの歌は言わずもがな、素晴しい。
音域の高さからか中性的であるが故に優しさがあって反面すごくチカラ強い。
ぼくはフレディマーキュリーがこの世でいちばん歌うまいと思っています。
唯一無二。類まれ無い歌唱力。
歌唱力無双(コーエー)。
歌唱力無双のキャラクターは往年のロックボーカル。
エルビスプレスリーは下半身の動きで敵をなぎ倒し、ミックジャガーは往年のクネクネダンスで的をバッタバッタと倒していく。もちろんフレディマーキュリーも参加していてスティック型のマイクスタンドから攻撃は繰り出され、必殺ゲージが溜まると拳を大きく後ろから回し天を突き上げ周囲の敵を謎のビームで全滅させる。
ちなみにジョイディヴィジョンのイアンカーティスは全身を痙攣させることによる電撃攻撃が可能。
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えらい話がそれたが。
クイーンはロックオペラなんかやったりして荘厳な曲があったりフレディマーキュリーの歌もそうですけど、ブライアンメイのギターも美しいことが多くそれがこのバンドの個性だったりするわけです。
その美しさにアダムランバートの声質はピッタリなのかもしれませんね。
しかしぼくのなかではやっぱりクイーンはロックバンドなのです。
ブライアンメイもロジャーテイラーもフレディマーキュリーの代わりを見つけたいわけじゃないのはわかってます。
だからこそポールロジャースのときもそうだったけれども、ずっと「QUEEN + ○○」という表記。フレディの代わりなんかいねぇよ!!なぁブライアンメイ!!
フレディマーキュリーとアダムランバートの共通点はその同性愛者ゆえの獲物を狩る鷹のような目つき。ってかなんでこんなに眉毛と目の間がくっついてんの。外国人の七不思議。
たしかにアダムランバートはすごいヤツです。歌の才能ならば2000年に一人の逸材。きっと「本家より上手で好き!」って人はいるでしょう。
ただぼくは彼にロックンロールを感じないんです。
いや、アダムランバートもがんばってるよ。アルバムのひとつでも聴いてやろうかな。
歌がうまいからってロックが歌えるわけじゃないっスね。