いつも読ませてもらっているculture timeのカルさん(id:tanilifelog)さんがバックホーンについて記事を書いていた。
レコチョクが掲載させているバックホーンの人気曲がおかしいぞ、というものである。
これ。私はこのカルさんさんの意見に共鳴してしまった。なぜこれが人気なの?と小首をかしげてしまうランキングなのである。
どうやらこのランキング、レコチョク内のダウンロード数などを元に算出している様子である。よって随時変動している。
カルさんさんの記事の後半に、カルさんさんの個人的な曲ランキングが載っていた。バックホーン好きな私としてはたいへん嬉しい内容であった。おもしろそうだった。パクりたい。と私の心にじわりと執着が染みいる感覚があった。よって私も記事を作ろうと思った。あさはかだと笑って欲しい。
- 未来
- コバルトブルー
- 空、星、海の夜
- 夏草の揺れる丘
- 桜雪
- ガーデン
- ブラックホールバースデイ
- シンメトリー
- 風船
- 幾千光年の孤独
- 8月の秘密
- 赤眼の路上
- 初めての呼吸で
- 異国の空
- 砂の旅人
- 番茶に梅干し
- 冬のミルク(初期)
- 生命線
- 花びら
- フリージア
- 世界中に花束を
- 晩秋
- 美しい名前
- 悲しみの果て
- ひとり言
なんで好きなのか。それを以下に記載した。意外とさくさく書けた。というか興が乗った。しかし後半はやっつけになった。けどすきなのは本当である。この気持ちにうそはない。いつか書き直すかもしれない。
1.未来
個人的にTHE BACK HORNの得手というのは「儚さ」だと思う。たしかに烈しい曲が多い。しかしボーカルの山田将司のおいしい声の成分というのは、烈情な絶叫よりも掠れた美しい寂しさ、だと思う。こいつのそっと歌う声はまじできれい。そのきれいさの正体は「儚さ」だと思う。それが顕著に出ているのがこの未来という曲である。光が飛んでしまったような白の世界がある。なぜにどうして聴覚から視覚的映像が舞い込むのかというのは音楽の不思議だと思う。バックホーンはそれが巧いバンドである。世界の創造が巧いのである。この未来も白い世界を構築しているのだけれどもなによりも消え入りそうなろうそくの火のような儚さが聴こえる。曲後半のもだえ苦しむような切実に呼吸が苦しくならない人はいないと思う。超名曲。
- アーティスト: THE BACK HORN
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2003/01/22
- メディア: CD
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2.コバルトブルー
たいていバックホーンといったらこの曲が挙がる。私もコピバンなどでやった。死ぬほどやった。たぶん本人たちよりもやったと思う。ってくらいコバルトブルーは知名度が高い。なので、コバルトブルーをやろう!と言われると倦厭してしまうのだが、ひとたびハーフダウンチューニングにしてイントロのリフを弾きバッキングに移行すると、あ、やっぱこの曲かっけぇな、となってしまう不思議な曲なのである。特攻隊の歌。死ぬる瞬間にもっとも生きたいと願うのではないだろうか、と思う歌。
- アーティスト: THE BACK HORN,菅波栄純,松田晋二
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- 発売日: 2004/11/03
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3.空、星、海の夜
私とバックホーンの出会いの曲である。よって思い出アシストがかかっているが個人的なランキングなのでまぁいいでしょう。しかしこんなに夜を体現した曲が他にあるのだろうか。夜ほど世界が輝くときってのはないわけで、つまり世界は夜という静寂の概念にとらわれながらめちゃくちゃ燃えているわけである。そんな激情のやり場を見つけだせる歌。後半の発狂ぐあいがたまらなく切迫する。
- アーティスト: THE BACK HORN
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/08/22
- メディア: CD
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4.夏草の揺れる丘
セカンドアルバム「心臓オーケストラ」に収録されている。心臓オーケストラってタイトルが端的でわかりやすくて狙いまくっててあからさまでまじすげー好き。1曲目の「ワタボウシ」からめちゃくちゃ好き。「夕暮れ」なんかもめっちゃ良い。だけどこの「夏草の揺れる丘」を選んでしまった。なぜか。これもまた儚い曲なのである。とにかく郷愁がすごい。センチメンタルって匂いがしませんか?言葉のもつ力なのかもしれないけれど。しかしこの曲、各小節で郷愁が薫る曲なのである。それは青々と茂る草々の薫り。夕暮れ時の冷えていく空気とまだ熱をもった地面が対立する匂い。お祭りの露店のたべものと、群集の人間の汗の匂いと、押入れから引っ張り出したのであろう浴衣の匂いがまじった匂い。夕立で舞い上がるアスファルトの砂塵と鼻腔にねばりつく湿度のにおい。そんな匂いがする歌。せつない。
- アーティスト: THE BACK HORN
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
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5.桜雪
桜雪はシングル「風船」のカップリングである。しかしこの「風船」のシングルが途轍もなくバックホーンというバンドを現していた。インディーズ時代の産物である。曲の内容は「風船」、「ザクロ」、そしてこの「桜雪」である。この3曲めちゃくちゃ濃厚。さいきんチョコブラウニーみたいなのを食ったんだがめちゃくちゃ濃厚だった。なんか緑のパッケのやつ。あれぐらい凝縮された味がある。もう嫌味なくらい。そのなかでもこの桜雪を選んだのは、やっぱ曲の雰囲気もポップな美があるのだけれど、歌詞が美しすぎる。月光がきらきらと舞ったり、蜘蛛の糸から垂れた雫が描く水彩画だったり。色彩にならない色彩を持つことば達が踊っている。ひだまりの色彩を知っていますか?そんな歌。
- アーティスト: BACK HORN
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- 発売日: 2000/09/25
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6.ガーデン
どうしてこんなに世界観を作るのが巧いのこのバンド。って思う曲。シングル「涙がこぼれたら」のカップリングだった。なぜこっちがA面でないのか!と憤慨した。とにかく美しい。廃墟の美しさってあるじゃん。あれ。あれがこの曲にはある。完全なイメージだけども荒廃したモノクロの世界で真っ赤な薔薇だけが色彩を残しているありきたりな写真にたいな感じ。それを曲と歌詞だけであらわしちゃうもんな、すげぇよバックホーン。
- アーティスト: THE BACK HORN
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2002/08/28
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7.ブラックホールバースデイ
コバルトブルーとセットでライブで演奏される印象がある。かっけえよ。なにをおいてもサビの長調である。恥ずかしいぐらいの長調。「信じていけば未来は変わるぜ」みたいなこと言っている。考えられない。「排水溝に詰まった羽の折れた天使の死体に精液をぶちまける」なんていう助詞の多い歌詞はいったい何処へ行く。けど泣けるんだ。これが曲後半のテンポ半分になるところで。てかそんなことをいつかの日記で書いたと思う。リンクしておく。
THE BACK HORNを聴いて咽び泣く三十路のあたし - まだロックが好き
8.シンメトリー
初期の曲が多い中、唐突にさいきんの曲を入れてみた。これめちゃ良い。たしかにバックホーンぽくないかもしれない。しかし曲の構成すごない!?サビからはいると思うじゃん?じつはこれサビじゃないのよね。でもそれだけのポテンシャルがあるメロディとハーモニー。なんかどっかでこんな曲あったかもな、とおもったらGLAYというバンドの「とまどい」に似ている。あれもサビっぽい感じで始まるのにサビは別途ご用意しております。みたいな。まだメインあんのかよ!もうおなかいっぱいだよ!つって食うと美味くて、ぜんぜん食えちゃったよ!みたいな。なんか文体が破綻瓦解してきたがそんな感じ。バックホーンぽくないと言われがちであるがそんなことない。「閃きの風に乗って」なんてメロディはバックホーンじゃなきゃ歌えない。すげぇ強いメロディだよ、あれ。
9.風船
桜雪を入れておいて風船を入れないのは愚行だとおもった。風船。なんでこんなに物悲しいのか。でも悲しみって美しいのです。それを教えてくれたのがバックホーンというバンドであった。最高に歌がへぼい。最初の歌から音程がずれている。でもそんなの関係ないのです。曲の構成する世界というものが完璧。圧倒的。この曲が最強なんじゃないかと思い第一位にしたかったのだけど、なんとなく浮世の目を考えて9位にしてしまった。てか羅列している曲は全部好きだからどれがいちばんとか決めらんないって。
10.幾千光年の孤独
谷川俊太郎みたいなタイトルである。メジャーファーストアルバム「人間プログラム」の一曲目を担う曲である。「人間プログラム」というアルバムがいちばん好きというバックホーンファンは多いと思う。私も高校生の時分ひたすら聴いた。アルバムの一曲目ってのはもちろん聴く回数が多くなる。ゆえに飽きる。じっさい私もこのイントロが始まると、また幾千光年かよ、と辟易していた。しかしこのパワーコードの力わざごり押しのリフがディストーションを得るたびに発狂して踊りたくなる。やばいさらにやばいばりやば。満員電車で聴いてはいけない曲。ちなみに、下手糞だけどこのころのテクニックでなく腕力で無理やりギターを鳴らしている栄純がいちばん好きだった。
11.8月の秘密
これを入れたかった。なんでって怪談的こわさがあるでしょ。かごめかごめの歌に通じる怖さがあるじゃん。ってなんで口語文なの。とにかく曲のピュアさと歌詞が好き。曲中盤のあいうえお作文とか最高。「ぼうくうごう」という単語が抱いている狂気は破壊と救済、非常と安寧の矛盾なんだとおもう。個人的にこの8月の秘密って「イキルサイノウ」の「幸福な亡骸」につながるような感覚があるの私だけ?8月と死だからかしら。同様の理由で「怪しき雲行き」も好きだけどあっちはなんだか滑稽なので却下した。
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- 発売日: 2001/10/17
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12.赤眼の路上
なんとなく烈しい曲をいれたかった。最近のバックホーンはリフに凝っていると思う。ギターリフ。バックホーンの楽器隊のメロディセンスというのはずば抜けている。どのバンドよりも卓越している。やはり歌を活かしたいという気持ちなんだろうか。とくにベースの岡峰はまじで巧い。なんであいつだけウィキペディアあんのか納得できる。赤眼の路上は「イキルサイノウ」に収録されている。上記で申し上げた楽器のメロディセンスというのは特に無い。けどこういう衝動的なのも良かったりする。曲はハネている。それは地べたを這うような見苦しい生き方を脱却しようともがき苦しんでいるような感がある。「ひょうひょうと」と迷ったのだがなんとなくこっちにした。理由はモダンだから。
- アーティスト: THE BACK HORN
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- 発売日: 2005/08/24
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13.初めての呼吸で
なんだかパワーワードというフレーズが世間を席巻しているようだ、と小洒落を入れてみたがなんでこんなこと書いているのだろうと大きな疑問符が私の頭上に浮かんでいる。なんやねん。パワーワードって。あれか「フィリピンばばぁ」とかはパワーワードなんねんか。となぜだか贅六調の言語になってしまった。「初めての呼吸で」。これもパワーワードな気がする。なんか強い。というか歌詞内部に「死んでやる、と飯を炊きながら日々を越える」という一文があるのだけれど、それがもう強すぎる。そうなんだよな、と思う。生への執着を無様にみせつけてくる一文である。そんなん、すてきやん。あとイントロがEーA-Dなので楽器の調律ができる。便利な曲なのでランクイン。
- アーティスト: THE BACK HORN,菅波栄純
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14.異国の空
さいきん、といっても2,3年まえだったか。B面集が発売された。その一曲目がこの「異国の空」だった。どうしてかこういったB面曲のほうが「THE BACK HORN」という感じがする。リア王とか出てくる。アップピッキングでギターの弦をすべらせるように鳴らす音が気持ちよい。あとやっぱりメロディが優秀なんだよなぁ。
15.砂の旅人
これは当時入手難度が高かった。オムニバスかなんかに入っていたと思う。静岡じゃ手に入らなかった。ゆえに思い出アシストもかかっている。が、これめちゃくちゃいい曲じゃない!?しづかなバックホーンである。がしかし世界の構築が巧い。なんかこればっか言っている気がするけれども。バックホーンの曲は映像的である。上記「異国の空」もそうなんだが一曲聴くと映画をひとつ見たような物語を見せられてしまう。それがこの「砂の旅人」にはある。烈しい破壊的な曲もうぎゃーって好きなんだがバックホーンの真髄は悲しかったろやさしかったりする世界の構築だと思う。
16.番茶に梅干し
ふざけたタイトルだが内容もふざけている。アコーディオンを弾き語るジジイとか、番茶に梅干しつぶして飲んだらうまいんだぜ、とか言っている。その一方でしかし奥深く叫んでいることが重厚である。バックホーンのメインコンポーザーはギタリストの菅波栄純という人物である。そいつを曲にしたらこの曲になる気がする。とてもシンプルなアンサンブルでギターとアコーディオンくらいしか鳴っていない。でもメロディが優しく、それだけで曲って完成してしまうんだなぁと思った一曲である。「生きたい生きたいって自分のことだけ考えている」という生命への執着が利己的な思想であると帰結してしまい厭んなる。そういう優しい人なんだと思う栄純は。
17.冬のミルク(初期)
(初期)と記載したのには深入りな理由がある。これリレコーディングしておりとてもきれいなバージョンがある、しかし私は音質が汚い初期が好き。なにが好きってイントロ。ギターのアルペジオとドラムの三点で始まるのだけれど、バスドラムがもたっている。遅れているのである。それは後ろめのリズムとかではなく確実に失敗である。笑える。「マツ、もたってんじゃん!」と友人となんど談笑したことか。ドラムは松田という人間でマツと呼ばれている。そんな思い出があるので初期の冬のミルクが好き。コバルトブルーが出てくるまではこっちが有名だった気がする。というかギターとか簡単なので演奏しやすかったのかな。飴の話ではない。
18.生命線
スリーコードのなんでもない曲である。単調である。そこで描く彼らのやりたいことというのが大変に汲み取れる一曲である。これはとくに言うことがない。しかしかっこいいものに理由なんていちいちつけてられますか。めんどうくせぇ。聴くがよい。
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19.花びら
意外なセレクトである。バックホーンのなかでもめちゃんこポップな一曲である。ハーモニカなんて吹いちゃってどうしたの?と訝ってしまう曲である。これは「イキルサイノウ」というアルバムに収録されているのだが、その前作「心臓オーケストラ」にて収録した「夕暮れ」からどうした!?と思った。その延長である。生活感あるバックホーン。パステルカラーの歌である。なんでこれが好きか、っていうとこれもまたボーカルの将司のいい声が響いているから。とてもきれい。いい曲。
20.フリージア
セルフタイトルアルバム「THE BACK HORN」というアルバムに収録された曲。変拍子とかどうでもよい。とにかくこの曲、ギターが泣いているのである。ぶっちゃけてしまえば栄純って上手なギタリストではない。というか下手である。ギターという楽器の概念がいわゆるギタリストしは違っていたのかもしれない。そんな栄純が。そんな栄純のギターが泣いているのである。ギターソロである。俺は驚愕してしまった。そして笑った。栄純がいつも俺を笑顔にさせてくれる。そんな曲だからリストにいれました。
- アーティスト: THE BACK HORN,松田晋二,菅波栄純,山田将司,岡峰光舟,林慶一
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21.世界中に花束を
2011年の大震災でバックホーンは早めに動いたバンドのひとつだと思う。そんでこの曲を出した。もちろん売上金は寄付という形だった。念が篭っている曲は強い。やっつけで作ったような曲ではなかった。とにかく思いは溢れる曲だった。文句のつけようがなかったし、この曲を発表してくれてうれしかった。
22.晩秋
インディーズのときの曲である。もともと歌詞がとても好きであった。しかし上記 「世界中に花束を」とともに復興支援の福島ライブで演奏していたのを見てもっと好きになった。ただなんでこの曲やったの?とは思ったが。このころのバックホーンは和っぽいメロディが多かった。「何処へ行く」と迷った。けどこっちを入れてみた。いい曲だと思う。
23.美しい名前
烈しい曲をもっと入れとかなきゃ!と義務感があった。なので「魚雷」とかいれようとおもったけど「美しい名前」はやっぱ泣ける。とても幼稚な表現で羞恥を覚えるのだが、泣ける。ドラマとかのタイアップになったら売れたと思う。あからさまな曲だけど名曲の部類に属すると思う。
24.悲しみの果て
エレファントカシマシのトリビュート盤がでると聴いて、エレカシをカバーするなんて身の程をしらないバンドどもめ!と思った。そしたらなんとバックホーンが悲しみの果てを演奏していた。これは聴かないとと思った。聴いた。なんだこれ…悲しみの果ての「ダダッ、ダダッ」が無いじゃないか!栄純の好きなテンションコードでおしゃれにしてんじゃねぇよ!痴れ者!バックホーンのばか!と思ったのだけどちがった。やはりバックホーンはすごかった。裏切らなかった。私はバックホーンをもっと好きになった。「春よ、来い」がカバーとしてランキングされているようなので「悲しみの果て」も良いよ。と言いたかった。
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25.ひとり言
インディーズの時の曲である。この曲も好き。というかバックホーンはけっこうなんでも好き。ただ私がよく聞いていたのは高校の時分だったので、その時季の曲が多くランクインしている。
正直「パスル」、「アサイラム」はあまり聴いていない。「リブスコール」でいいな!とまた思い、「暁のファンファーレ」でやっぱバックホーンすげぇ!と思い「運命開花」でおや?と思ったのが私の本心である。
バックホーンは長く活動している。1998年結成となっているので2018年には20年活動していることになる。よって楽曲に幅がある。世代を感じる好きな曲だと思う。個人的にバックホーンぽい曲を堪能したいならベストよりもB面集が良いと思う。もちろんベストも良い。はじめて聴くバンド、とくにバックホーンのように活動が長いバンドはベストを聴くのが手っ取り早い。アルバムのおすすめは「ヘッドフォンチルドレン」がいちばん良い。そうおもっているが、日本の歴史に残るようなアルバムは「イキルサイノウ」だと思っている。「イキルサイノウ」のアルバムとしての完成度はすごい。
このおすすめ曲も20でやめようとおもったのだが、アルバムの曲目を見ているうちにあれもこれもと入れたくなっていしまった。そして中途はんぱに25曲となった。
バックホーンは良いバンドである。しかし好き嫌いは分かれるバンドではないかな、と思う。けど私は好きだ。それは青春であったというのもあるけど最近はこういった熱いバンドは少ないと思う。絶滅危惧種バンドである。
という約7000文字近い私のひとり言でした。
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