まだロックが好き

まだロックが好き

おめおめと生きている日記

おすすめのギター初心者セットなんてない。楽器屋いけよ。

入門セットなるものがネットの世界で横行しているがあんなもん買わないほうが良い。だいたい粗悪品だ。ちゃんと楽器屋にいったほうがよい。

 

初心者が初めて楽器をやるにあたって、楽器屋に行ったほうが良い理由を述べたい。

クソみたいな入門セットで楽器を挫折してしまうのは惜しい。私はみんなにギターを弾いてほしい。

 

そして私のようにハマって落ちぶれると良い、と思っている。

楽器屋の店員さんはみんな楽器が好き

おそらく楽器屋に行く危惧、懸念、躊躇として「なめられないか」みたいな心持ちがあると思う。おそらくそういった原初体験をしている上での所感であると思われる。

しかし楽器屋の店員さんはほかの様々な小売店員さんとちがう。たとえはコンビニやスーパーとは一線を画す。

なぜなら楽器屋の店員さんはみんな、それになりたくてなっている。

いや、すまない。スーパーやコンビニの店員さんになりたくてなっている人もいると思う。職業差別ではない。そう聞こえるかもしれないがそうではない。ごめんね。

 

好きなものはたくさんおしゃべりしたいのが心情だ。

楽器屋の店員さんは楽器が大好きで店員さんをやっている。

コアなマニアックな客はうれしい反面、めんどいらしい。←これは楽器店員の友人たかし談。

それよりも初めて楽器をやりたい、って人が来たほうが嬉しいようだ。

楽器屋さんは初心者の君に話しかけられないか、今か今かとそわそわしている。

是非「あのぅ…ちょっとギターをやってみたくてぇ…」なんて話しかけてあげてほしい。おそらくその瞬間、店員さんの目は爛爛と輝き、饒舌にギターへの愛を語ってくれるだろう。

ちなみにあなたがかわいい女の子であればなおさらベター。

「なおさらベター 」って「腹痛が痛い」みたいだね。なんか「違和感を感じる。」

入門機は当たりハズレがでかい

冒頭で粗悪品と書いたが、実際、当たりはある。

アコギなんてとくに顕著で、いまだに入門機のヤマハのアコギを使っている友人がいるが、めちゃくちゃ弾きやすいし、いい音がでる。

しかしそれも彼の父親がちょっとイジったものらしい。ネックの調整とナットとサドルの交換。ちなみにネックの調整は素人ができるもんじゃない。

いじらなくてもいいもんはある。

私はサウンドハウスのZENNというアコースティックギターを購入したことがあるが、めちゃくちゃよかった。9,800円とは思えない出来です。

 

しかし失敗もあった。

私の妻がまだ私の妻でなかった頃。

彼女はYUIになりたかったようで、アコギを購入した。私の趣味に付き合ってくれようとしたのだろう。

購入したのはセピアクルーというメーカーの入門セット。

入門セットはいろいろ付いてきてお得っぽいが、そのセピアクルーは弦がガッチガチで弾けたモンじゃなかった。たしかにあれで練習すればMIYAVIもびっくりするくらい上手くなし、握力はチンパンジーを超えるだろう。しかし、あんなん絶対挫折するし、弾いていて楽しくない。ちなみにチューナーやら付いてきて12,800円。だったかな?忘れたがそんなもん。

安物買いの銭失い。あのセピアクルーはハードオフで500円で売却した。

入門セットはやめておけ。

実物をみて買う。これが運命の出会い。

どんな安物であれ、ギターというものは同じものがひとつとしてない。

いうなれば木材から形成されておるので、同じ木がないのと同様、同じギターがないのだけど、やっぱコレって出会いだと思う。

ネットでギターを注文するもの良いけど、やっぱ実物を見て触って買ったほうが良い。

最初はよくわからないと思う。だから好きなミュージシャンがつかっているギターや、好きな色、ビビっときたカタチのギターでよい。

ちなみに筆者は初めてベースを買ったとき、プレベもジャズベもわからなかった。

しかし色味とカタチで決めた。バッカスのサンバーストのジャズベだ。3万円くらいだった。

弾けないけど触らせてもらった。

あの瞬間私の人生は輝いたと同時にダメになった。

初心者セットと同様の梱包品は意外ともらえる

これは言っていいのかわからないし、確実ではないのでなんともいえない。

しかし私は実際もらった。ピック3枚と簡易チューナーと安物シールド、クリーニングクロス、ボディポリッシュ、指版潤滑剤が付属していた。

なかなかのもんだと思う。いまはもう使っているもんはないが、とりあえずセットとしてはまぁまぁだと思う。

これも店員さんに「はじめてなんですけど」で話しかけ、いろいろ相談し、アシを運んで買ったからだと思う。

これは私が高校生の頃の静岡「すみや楽器店」での話しなのでほかの場所で通用するがわからないのでなんともいえないが、同様の体験をしている人は何人か見受ける。

入門セットを買っても良い人種

いないわけでは無い。

ちょっと齧りたい程度であれば十分なモノもある。

しかし、であれば楽器に詳しい人にみてもらうべき。上記で述べたように使えないものがないわけでは無い。ちょっといじれば良いのだが、その調節具合を詳しい人にやってもらうと良いと思う。

「店舗に行って見て買え」なんて言っている私も実は上記のアコギとベースを一本ずつネットで買っている。

ベースはサウンドハウスというサイトのプレイテックというシリーズだがなかなか良い。

ちょっと弦高が高めになっていたが下げた。

弦高の調整をするとオクターブチューニングをしなきゃならん。ネットで調べれば情報が出てくるので初心者でもできないわけではないが、問題は弦高のちょうどいい具合である。

ギターやベースは弦高で弾きやすさや、音がめちゃくちゃ変わる。

この調整は個人のフェイバリットポイントがあるので、最終的に自分の場所をみつけるのだが、初心者だとわからんとおもう。

それを詳しい人に見てもらわないと変なクセとか付いて大変になる。

どうしても田舎で楽器屋がない人

いや、ごめん。それは手の打ちようがないわ。

お手上げです。あ、サウンドハウス使ってください。プレイテックシリーズ良いよ。

サウンドハウス  

まとめ

とにかく楽器屋に行けば良いと思う。

全然、こわくない。

楽器屋さんは君をぜったいバカにしないし、初心者だと言えばやさしくしてくれる。

どんな音楽がやりたいか、なにが好きかを言えば、おすすめのギターを紹介してくれるハズ。

無駄に高いものを買わされないし、というか、ぶっちゃけると楽器屋は楽器を売っても利益があまり出ない。だからそんなに高いギターを売ったって意味がない。あそこは小物で利益をだしている。

あとやはりネットの商品は調整されていないことが多い。

しかし店舗の商品は調整されているし、買うときにおかしいところがあればその場で調整してくれる。

 

ということで入門セットを罵倒してみたが、けっきょく買うのは自分の判断なので、「こんな意見もある」程度に受け止めてほしい。

 

ただ私には息子がいるが、楽器をやりたいといったら入門セットは買わせない。無駄だから。

というかギターなんてやらせない。人生終わるから。

じゃあやっぱり入門セットを買わせて挫折させる。

 

ということで入門セット、おすすめです。