我ながら私は日本語が不自由だな、と思う。
「高い」という言葉にはいろんな意味が汲み取れる。ただ「高い」と記載するとストライダーの全長が高く、2歳児には不向き、という意味にも取れなくない。
タイトルでの「高い」は値段の高いである。エクスペンシブである。トゥーマッチマネーである。だから高価と書けばよかった。
ということで「ストライダーは高価だな、とおもった。なので2歳の息子にはディーパーチビという安いストライダーの真似っこ品を買い与えた。」
というタイトルとなる。しかしこいつはちと長い。
日本語だけでなく金銭にも不自由です。
※ヘルメットは別売りです。念のため。
購入したのはディーパーチビというもの。
ピュアレッドが良い。息子は世界の主役なのでやはり赤にした。
しかも真っ赤なボディーというのは、子どもの闘争心を煽り、この競争社会を生き抜くたくましい心を育成できる、という勝手な思い込みを抱いている。
そしてハンドルには「DEEPER★CHIBI」の印字である。イカす。まことにもってエンターテイメント。けどなんかどっかで見たことあるなぁ、真ん中の星、といった印象ですか。
あまりレビューをしているサイトがなかったので書いておく。参考になれば良いが。
商品について
Amazonというサイトで購入した。ブレーキ付きのやつである。
(ディーパー)DEEPER ランニングバイク DE-CHIBI ブレーキ付き (ベビーピンク)
- 出版社/メーカー: ディーパー(DEEPER)
- メディア: おもちゃ&ホビー
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やはり最初はストライダーを購入の視野に入れていたが、あれ12,000円もする。
いやはや、ビビった。だってふつうにママチャリ買えるじゃんって。
対してこちらのディーパーチビは6,000円。中古のママチャリ買えますね。
安いなりになにか問題があるのではなかろうか?と思った。以下綴る。
考えたこと
貧乏まるだしになるか?と懸念されたが全然そんなことない。みてくれはしっかりした作りである。
さすがにストライダーは所有者が多い。私もまずストライダーを検討した。しかし車輪がふたつ付いて棒状のハンドルで操作するペダルなし自転車であればなんでも同じでは?と思った次第。なんなら木材を切り抜いて作成に及ぼうかと思った次第、ってこれは嘘だけど。
もう一つスパーキーみたいな代替商品があったが、グーグルにていろいろ検索したところ「ストライダーとディーパーチビを比較!」みたいなサイトに辿り着き、おや?これはナイスなサイトだ!と思ったのだけど、そこで「でも結局このスパーキーがおすすめ」みたいな、なんで急にそれでてきた!?って感じで私の心に暗雲立ち込め、そこからはあからさまな金銭授受のにおいがしたので、スパーキーは却下した。大人の社会の苦い味がした。
メリット
まったく不都合なことはない。ただストライダーと比較なんてできないので、比べた良さはわからないのである。ってか普通の核家族ならふたつも買わんよね。
しかしディーパーチビ。なんの問題もない。よってこれをメリットと題して書くのも気が引けたが、ストライダーの半額ほどでほぼ同じ機能、無問題ならばそれこそメリットではなかろうか?
ブレーキの有無であるが、これは2歳児にとってはかざりである。ちなみにブレーキの効きも確かめてみたが、効きは甘い。まぁブレーキというものの練習程度のオマケだとおもう。つまりブレーキは「有」であるが「無」である。
デメリット
組み立て作業などあったが、義務教育を受けた人間であれば誰でも作成に取り組めるであろう。
組み立てを行なうための道具としてちいさな六角レンチが付属してくる。これが若干問題か。
なぜならばキツ目にレンチを回さないと、ハンドルがズレる。
↑ここである。
つまりちいさな短いレンチでは、力が入りきらない。
よって、締め付けが甘いまま転倒などした際、ハンドルに負荷がかかり、結果、ハンドルが車輪に対してズレる。
この図でなんとなくニュアンスを察して欲しい。
簡単ににズレる時は簡単に直せるので問題ないし、ふつうに走っていればズレることはない。ただめんどうである。
我が家にはモンキーレンチがあるので、それでぎゅっとしている。これでほぼズレないし、問題ないが、もしかしたら非力な人間は苦難するかもしれない。
最終考慮ポイント
2歳児はものの値段なんてわからない。3000円もするおもちゃをぞんざいに扱ったかと思えば、100円均一で購入した消防車をすごく大事にする。
よって「そのまま使えればラッキーだが、壊れることも考慮して安いヤツ」という夫婦間で意見が合致した。その浮いたカネでもうひとつおもちゃでも買ってやったほうが嬉しいのではなかろうか?と言う意見も採用された結末である。
総括
息子は現在2歳4ヶ月になったところである。
2歳の誕生日に与えたので、つまりこのディーパーチビは4ヶ月ほど使用したことになる。
最初はこわがって乗らなかったが、いまではビュンビュン走り回っている。たぶん私が走るのより速い速度で駆っている。
ストライダーでもスパーキーでもなんでもいいが、もし、最初に乗らないようであれば、公園で他の子どもたちがそれらで遊んでいるのを見せると良い。きっと乗りたがる。
子どもは勝手に学ぶなぁ、と思っている。
なので「高くて高品質、安全」ってのも大事だけど、「安くても、よくわからんところで低品質」ってな具合であれば、浮いたカネで他の遊び方が出来るものを購入してやったほうが良い、というのが個人的見解である。せっかく高いカネだしても遊ばない可能性もあるし。
ストライダーでもディーパーチビでも、それこそスパーキーでも、買うものはなんでも良いが、子育てに掛けられるカネは限られている。だからこそ、できるだけたくさんの可能性を与えてあげたい。だから安いってけっこう大事なポイントである。